「安保闘争」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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安保闘争(あんぽとうそう)

安保闘争とは、1960年と1970年に行われた大規模なデモ運動のことです。
歴史の授業で必ず学ぶ安保闘争ですが、主に1960年に行われたものを指して言います。
焦点になったのは日米安全保障条約(安保条約)の改定です。安保条約を改定するにあたって、人々は何に対して抗議の声を上げたのか?が焦点となりました。
この記事では、そんな安保闘争について解説します。

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安保闘争の意味とは

安保闘争とは、日米安全保障条約の改定に伴って起こった運動です。「安保騒動」とも呼ばれます。
安保闘争には学生や労働者等市民から左翼派まで参加しました。1960年、1970年と2回起こり、最終的に安保条約は採決されましたが、当時の岸首相は一連の騒動の責任を負い、辞職しました。
まだ戦争の痛みが残っていた1960年。日米の共同防衛を義務付ける内容にしようと、岸内閣はアイゼンハワー大統領と会談。1951年に締結した安保条約を改定する動きに出ました。
「また日本が戦争に巻き込まれる」という懸念と共に、在日米兵犯罪免責特権(在日アメリカ軍兵士が日本で裁かれないという特権)への反感が強まり、社会党と共産党が軸になって反対運動をおこしました。
これに一般市民も参加し、国会議事堂をデモ隊が取り巻くようになりました。
デモ隊と取り締まりの闘争の中で死者が出るなど混乱は広がっていきました。
最終的に条約は採決されましたが、岸内閣は一連の騒動の末に辞職を余儀なくされました。
1970年には安保条約の自動延長を巡り、再度闘争が起きました。この時は取り締まりと内ゲバにより、以前ほどの力は持っていませんでした。

安保闘争の由来

安保闘争の焦点は日米安全保障条約です。条約に改定には、非戦を掲げる日本が米軍の駐日を許したり、自衛隊の出動を許容するような内容が含まれていました。これが国民の反感を買い、反政府の気運が非常に高まった時代でした。

安保闘争の文章・例文

例文1.安保闘争時の岸内閣は大規模な取締隊を組織した
例文2.うちの祖父は安保闘争に参加したらしい
例文3.安保闘争は平を願う声でありながら、死者を出してしまった
例文4.安保闘争は安保騒動ともいうらしい
例文5.安保闘争は徐々に本来の目的を見失っていった
安保条約とそれに伴う一連の騒動は、当時の人たちにとっては、私たちには想像できないリアリティのある出来事であったことでしょう。

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安保闘争の会話例

  • 安保闘争ってさ、1960年だよな?

  • 1970年にもあるわよ。安保条約の自動延長に伴ってまた再発したの。

  • あれ、そうだったっけ?そこもテストに出るかな?

  • 一応チェックしておいた方がいいわね。まあ、規模は1960年の方が大きかったけれど。

上記の会話では、歴史のテストについて話しているようです。語呂合わせで覚えた歴史のテストが懐かしいですね。

安保闘争の類義語

安保闘争の類義語としては、「反安保闘争」「安保反対闘争」「60年代安保闘争」「70年代安保闘争」などがあります。

安保闘争まとめ

ここまで、安保闘争について見てきました。当時の人々の生活は類推することしかできませんが、戦争のうわさをまだ肌に感じていた時代です。私たちも平ボケせず、日本のことを考える必要がありますね。

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