完全試合(かんぜんじあい)
完全試合とは、野球やソフトボールの試合で、1人もランナーを出させずに全イニングでアウトを取って勝利することです。簡単に言うと、野球の場合9イニング(ソフトボールは7イニング)で27人全ての打者を打ち取ることです。先日日本のプロ野球で、ロッテの佐々木朗希投手がプロ野球史上16人目、28年ぶりに完全試合の快挙を成し遂げ、大きく話題になりました。今回はそんな「完全試合」についての解説となります。
完全試合の意味とは
完全試合の意味は、野球やソフトボールで完璧に相手打者を打ち取り、1人も出塁させることなく勝利することです。日本のプロ野球でも、16人しか達成をしたことがない大記録であり、2022年4月10日のロッテ対オリックス戦でロッテの佐々木朗希投手が28年ぶりに達成したことで話題となりました。似たような言葉にノーヒットノーランというのがありますが、これは9イニングで1つも安打を許さず勝利することです。そのため、四球や死球、失策などによる出塁はあっても良いのに対し、完全試合はそういった出塁もなくすべての打者を打ち取ることなので、相当難しいことであることが分かります。また、ノーヒットノーランも完全試合もですが、9イニング完投して勝利をする必要があります。そのため、0点に抑えていたとしても、味方の得点も0点で引き分けている場合は記録として残らず、「幻のノーヒットノーラン」「幻の完全試合」などと言われます。
完全試合の由来
完全試合の由来については不明ですが、その文字の通り、「完全」に抑える「試合」が語源となっています。プロ野球では、1950年に巨人の藤本英雄投手が史上初の完全試合を記録しており、歴代では16人記録した選手がいます。
完全試合の文章・例文
例文1.完全試合まであと1人のところで打たれてしまったのはさぞかし悔しいことだろう。
例文2.佐々木投手の完全試合のニュースによって野球に興味を持つ人も増えるのではないだろうか。
例文3.完全試合は、1994年の槇原寛己投手以来の快挙で、今後も語り継がれていくことだろう。
例文4.失策で完全試合を逃したとはいえ、その失策した選手を責めることはできない。
例文5.完全試合まであと3つだったのに、9回にピッチャー交代となったあの采配はどんな意図があったのだろうか。
完全試合についての例文になります。例文5は、プロ野球の日本シリーズでの実際にあったことをもとに書いています。2007年の日本シリーズで、中日の山井大介投手が8回までをパーフェクトに抑えていたのに、完全試合の期待がかかる中で落合監督は9回に当時絶対的守護神であった岩瀬投手に交代させたという出来事がありました。この落合監督の采配には、ファンからは非情だなどという批判的意見が集まりましたが、岩瀬投手も9回を3人できっちり抑え、この山井投手から岩瀬投手への継投は「完全試合リレー」と言われるようになりました。
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完全試合の会話例
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この間の佐々木朗希投手の完全試合ほんと凄かったね。
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凄かったよね。ほんと感動したよ。佐々木朗希投手は高校時代から本当に注目されていたよね。
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大船渡高時代には球速163キロを記録して、とても注目を浴びていたね。
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そんな選手がプロでもこんな大記録を残して、本当に感慨深いね。
高校時代から注目を集めていた佐々木朗希選手の完全試合について話している様子です。
完全試合の類義語
完全試合の類義語は、「ノーヒットノーラン」「パーフェクトゲーム」です。
完全試合まとめ
完全試合とは、野球やソフトボールにおける記録のことでした。今後またプロ野球において佐々木朗希選手のように完全試合という偉業を達成する選手が出てくることを期待したいですね。