客観的(きゃっかんてき)
自分を見つめ直す時、企画を見つめ直す時などに「客観的に考えて」という言葉を使ったことはあるでしょうか。これは主観的と相対する言葉になるのですが、その意味をご存知でしょうか。あまり間違って使っている人を見ることはないので問題ないかと思いますが、改めて「客観的」とはどういった意味でどういう使い方をするのか、解説していきます。
客観的の意味
主観または主体を離れて独立に存在する様のことや、特定の立場に捉われず物事を見たり考えたりする事指します。あるいは、主観を離れて客観そのものに即している様、第三者の立場で物事を見たり考えたりする様のこと言います。分かりやすく馴染みのある言い方は一番最後の「第三者の立場で考える」になるのではないでしょうか。
例えば、「これは高い」という考えは人によっては「妥当だ」という意見が出るので主観的な意見になりますが、「他の店舗は500円なのにこの店舗は800円だからこれは高い」となると本人以外の誰が見てもそう思える事実になるので客観的な意見となります。
客観的の由来
客観という言葉はラテン語で「objectum」前に投げられたものとして、意識の表現像や意識内容を意味しています。それから物事を第三者目線で見たり考えるという意味になり客観的と言われるようになりました。
客観的の文章・例文
例文1.商品の開発には客観的に見てそれが良い考える必要がある
例文2.客観的に考えるということは自分の思いより事実を述べることだ
例文3.実際にかかった金額を考えるとこの値段で妥当だが客観的に考えるともう少し安いほうが売れるだろうな
例文4.私は自分を客観的に見るためにSNSなどでエゴサーチしている
例文5.自分の性格を客観的に見て悪いところを直そうと思った
企画や自身の考えを思い直す際に客観的に考えることが多いかと思われます。
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客観的の会話例
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この企画、悪くないんだけどちょっと惜しい感じがするね、もう少し客観的に見て考えてみて。
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そうですか。
確かにこれだと私の主観で企画を進めてしまってますね。客観視すると企画の穴とか内容の薄さが浮き彫りになりますね。ありがとうございます、もう一度練り直して提出します。 -
うん。やりたいことは伝わるし面白いと思う。良くなったら上に掛け合ってみるから、頑張ってね。
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ありがとうございます!
上司と部下の会話になります。一度作り上げたものも客観的にみて再考することも大事ですね。
客観的の類義語
客観的に似た言葉としては「分析的」「客観視」「客体的」などが挙げられます。
客観的まとめ
個人だけで楽しむ分には全く問題ありませんが、複数人に楽しませる目的である場合、文章にしてもイベントの企画にしても何かを作るとき、「これは絶対に良いものになる!」と楽しく進められると気持ちが良いですが、出来る前や考えている段階で第三者の視点になって、客観的に考えてみて本当に良いものになるか考え直すことも必要となりそうです。