害悪(がいあく)
「害」する「悪」というこの2文字が繋がって成り立っている時点で、どうやってもいい意味を持つ言葉ではないことは一目瞭然ですよね。また気分を害する、悪い気持ちにさせられるという状況において当てやすい意味を持つものであることからこの言葉は現在、ゲームなどにおいて用いられるスラングのようにもなっている言葉です。今回はそんなゲームに親しみがある方なら1度は見聞きしたことがあるであろうこの「害悪」という言葉について、解説をしたいと思います。
害悪の意味
害悪とは、「傷付ける、損なう、わるい状態に変える」といった意味を持つ「害」という文字と「ただしくない、良くない、モラルに欠ける」といった意味を持つ「悪」という二つの文字が繋がることによって、よりその害の大きさ、悪さに拍車をかけたような意味を持つ言葉となっています。
害悪の由来
この言葉が初めて用いられたとされるのは1883年から1884年の頃。井上勤訳という肩が作成した「亜非利加内地三十五日間空中旅行」というものの中で「彼の鳥は其の性最も害悪にして」といった形で今と同じ意味を持つ言葉として組み込まれたものであるとされています。
害悪の文章・例文
例文1.彼は普段本当に害悪プレイばかりする。
例文2.害悪ムーブだ、許さないぞこいつ。
例文3.害悪なやつを避けるために普段と別のサーバを選ぶ。
例文4.なぜそこまで害悪な行為ができるのか疑問だ。
例文5.害悪だと感じていた行為を、いつしか自分もしてしまっていた。反省だ。
自分含め周りが不快に感じる行為をした場合、それは害悪プレイと表現されるものになります。
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害悪の会話例
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昨日オンラインゲームしてたらひどい害悪に出会ったんですよ。
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どんな害悪だったんですか?
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些細なことがきっかけで自分とその仲間を切り付けた挙句、所持金全部持っていかれたんです。
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もうそれ強盗傷害じゃないですか!
ゲームの中だけでなく、現実の世界においても害悪なことをする人というものは存在するものです。
害悪の類義語
害悪の類義語として「有害(ゆうがい)」や「弊害(へいがい)」といった言葉が挙げられます。
害悪まとめ
この言葉が1番使われるのはやはりゲームなどにおいて「うわーやめてくれよ!」「そこでそれやるかー!」と感じる動きをした人がいた時、その人の動きに対して害悪プレイ、害悪ムーブといった表現をされる状況であると考えられます。
ただ、FPSにおける屈伸煽りのような明確な悪意を持った行為、自分や周りに確実な迷惑をかける行為でなければ、ゲームは楽しむためにやるものですし、最初は誰しも初心者です。
その人の動きを害悪だと感じることできるレベルの腕を持つ者だからこそ、寛大な心でそのゲームの楽しい空気を壊さないようにすることが何よりではないでしょうか。