「寡黙」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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寡黙(かもく)

「寡黙」とは「口数が少ないやお喋りではない事」です。余計な会話をしないで、黙っているのが多いと周囲からは「寡黙」や「無口」という印象を抱かれますよね。「寡黙」でも仕事が出来るなら評判も良いでしょうが、会話が苦手で仕事もダメだと一気に冷たくなるのが世の中というものです。それでは「無口」との違いも含めて、「寡黙」の解説となります。

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寡黙の意味とは

「寡黙」の意味は以下の通りとなります。
(1)口数が少ない人。
(2)言葉数が少なくて黙りがち。
(3)お喋りでない人。
”寡”は「少ない」「独り者」「力や徳が少ない」、”黙”は「だまる」「口をつぐむ」となり、会話や口数が少ないのが「寡黙」です。物静かで余計な事を言わないという感じで、またどこかぶっきら棒な男性をイメージする言葉となっていますが、実は”寡”には「やもめ(夫を亡くした女性)」という意味もあるので、本来は口数少ない女性に使うのが正しいという意見もあります。そんな事から、現在は性別はもちろん老若男女を問わず使われています。また、同義扱いである「無口」は会話語(口語)であるのに対し「寡黙」は文章語(文語)とする傾向があり、日常会話で使われがちなのが「無口」で文章などは「寡黙」となる違いがありますが、これも同様に最近はあまり意識されず如何様にも使われています。他には、口数が少ないと怖いや不気味という印象を与えかねず、雰囲気が悪い・感情を出さない・人を寄せ付けない・気迫がある・暗い等々の言葉とも同様の意味合いともなります。

寡黙の由来

「寡黙」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては江戸時代中期の儒学書「雑話筆記」(1719年~61年)などに文言が記されています。

寡黙の文章・例文

例文1.寡黙な雰囲気で大人気になった俳優ほどキャバクラが大好きで、コロナ禍でもせっせと通ってはお気に入りに好かれようと味も分からない高級シャンパンを経費で入れて売上に貢献している。
例文2.普段は数秒と黙っていられないほど煩いのに、初対面ではバカにされたくないと寡黙を装い悦に入る男が世間にはどれだけ多い事か。
例文3.仕事人間は寡黙だと思われがちだが、能力がある人は会話スキルも巧みなものだ。
例文4.悪巧みが働く政治家ほどマスコミの前でボロを出すので、少しは寡黙に見せれば良いものをと秘書達は思うが、そんな願いは通じずに今日も余計な一言を言っては情報が筒抜けになる。
例文5.寡黙だけど時にはユーモア溢れる話を提供し、毎日せっせと働き給料を運んでくるATM男が理想の結婚相手な時点で、非婚化の流れは止まりそうにない。
静かな男や会話が少ない男として「寡黙」を使った例文です。

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寡黙の会話例

  • いつものコンビニ店員なんだけど、ちょっと寡黙過ぎないか? いらっしゃいませ、ありがとうございましたも言わないか、小声で聞き取れないし。

  • あなた、それは寡黙というよりも店員失格じゃないの。最低限の接客はしないと。

  • そうだな。仕事が出来ていないのを寡黙や無口というのはおかしいな。

  • でも、あそこってどの店員もそんな態度よね。バイト募集の時に寡黙な人ばかりを集めて採用したと思ったもん。

自宅近くのコンビニ店員の接客態度について夫婦が会話をしています。

寡黙の類義語

「寡黙」の類義語には、「寡言」「口重」「話下手」「朴訥」などの言葉が挙げられます。

寡黙の対義語

「寡黙」の対義語には、「饒舌」「多弁」「口軽」「お喋り」「雄弁」「口上手」「話し上手」などの言葉が挙げられます。

寡黙まとめ

「寡黙」は言葉が少ないやお喋りではない事で、あまり会話をしない人や得意でない人の事です。どこか無骨であったり、黙々と作業する仕事人間な中年男性のイメージもありますが、今では老若男女を問わず使える言葉となっています。

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