「対症療法」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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対症療法(たいしょうりょうほう)

「対症療法」というこの言葉の意味は「対処療法」と表記した方がすっと理解できるかもしれません。根本的な原因対処ができない病気に対して、即座に対応する方法として用いられる療法を表した言葉となっています。
今回はそんな「対症療法」という言葉について、深く掘り下げていきたいと思います。

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対症療法の意味

対症療法とは、確実な原因が特定できない病気などに対して、患者の精神的負担などを下げる目的なども含め現在発生している症例から、特定の症状を軽くするために行う治療法のことを指し示した言葉です。
いい意味で言えば即時性がありますが、悪い意味で言えば一時しのぎといった側面が見られるものであり、「姑息的療法」といった言い換えで表現することもできる言葉となっています。

対症療法の由来

対症療法というこの言葉は「対」になる「症」という二文字が指し示すように、患者に熱があった場合はとりあえずそれを冷やす。食べ物を食べる意欲が湧かないのですと言われればとりあえず消化薬を処方する、といった具合に、一つ一つの症状を一つづつ軽減、解決していこうとする試みから生まれた治療法が元となって生まれた言葉です。

対症療法の文章・例文

例文1.この人には対症療法を行うことにした。
例文2.対症療法という言葉の反対は原因療法という方法になる。
例文3.対症療法。疑り深い私には、その療法自体が逆効果になっているかもしれない。
例文4.事前にお伝えしますが、これはあくまで対症療法となります。
例文5.原因がわからず、ずっと対症療法を受けていた彼女だったが、それでも回復の兆しが見えてきてよかった。

病院に行った際、特にほとんど診察されることなくよくわからない薬を処方されたような場合は対症療法とも言えないかもしれませんね。

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対症療法の会話例

  • この間私、原因が特定できない病気にかかってしまったみたいでして、病院に行ったら対症療法を受ける流れになりました。

  • 大丈夫ですか?!しばらく様子見て何事もなければいいんですけど。

  • ありがとうございます。佐藤さんの方は体調大丈夫ですか?

  • この間とあるYouTuberが紹介していた体にいいサプリメントを毎日飲んでいるので、健康そのものですよ!

対象療法は悪い意味で言えば一時しのぎの治療とも言えるのですが、それでも不安な方にとっては「これで対処はしてもらえている」という安心感を得られるものではありますよね。

対症療法の類義語

対症療法の類義語としては、「即時対応(そくじたいおう)」、「一時しのぎ(いちじしのぎ)」などが挙げられます。

対症療法まとめ

これだけ便利な時代になってもなお、原因が不明だったり、対処方法がなかったりする難病はまだまだ沢山あるものですよね。それでも、プラシーボ効果という言葉が存在しているように、不安な人に対して「大丈夫」「これを飲めば大丈夫」といった言葉がけや見せかけだけでも対処をすることは、その人の気持ちを治すことには繋がります。
心と体は連動しているもの。それを踏まえてみると、本当に不安が強すぎて体調にまで影響を及ぼしているような人に対しての大丈夫だよという言葉がけは仮に無責任なものであっても、ある種の対症療法になると言えるでしょう。

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