「小利大損」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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小利大損(しょうりだいそん)

「小利大損」とは、その文字の通り、小さな利益を得ようとして、大きな損失を招くことです。例えば、少し離れた地にあるアウトレットのお店や、大型の輸入商品を扱うお店などに行って、衣類や食品などの商品を安く買うことができたけど、遠い分交通費の方が高くついてしまい結局損してしまったといった、「小利大損」な経験をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はそんな「小利大損」という四字熟語について解説していきます。

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小利大損の意味とは

「小利大損」とは、小さな利益を得ようして、大きな損をしてしまうということです。「安物買いの銭失い」という言葉が似ているかもしれないですね。目の前の安さに気を取られて買ってみたものの、合わなかった、使えなかったなどというケースはよくあると思います。「小利大損」とは、そのようなことを指します。“しょうりおおぞん”ではなく、“しょうりだいそん”と読むので読み方には注意が必要です。

小利大損の由来

「小利大損」は、「小利」と「大損」を組み合わせた文字になります。どちらもその文字の通りで、「小利」は小さな、僅かな利益のこと、「大損」は大きな損失や損害のことです。つまり、小さな利を求め、大きな損を招くという意味になります。

小利大損の文章・例文

例文1.隣町の激安スーパーまで買い物に行ったが、交通費の方が高く小利大損であった。
例文2.お小遣い稼ぎをしようとしてアルバイトを始めたが、やりすぎて留年してしまった。結局留年分の学費もかかり小利大損となった。
例文3.ギャンブルは時々勝つ時もあるが、長い目で見れば小利大損だ。
例文4.目先の利益だけでなく、長期的な視野で営業しないと、小利大損になりかねない。
例文5.投資はよく考えて行わないと、その時良くても気づいたら小利大損になることがあると言われた。
「小利大損」とは、まさに目先の利益に捉われて、大きな損をしてしまうということですね。

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小利大損の会話例

  • せっかく釣りに来たのに大きな魚がいないから、仕掛けを変えて近くの小さな魚を狙うことにしたよ。

  • 釣りは焦らないのが肝心よ。ほら、そんなことしてる間に隣の人が大きなカンパチを釣り上げたよ。

  • 本当だ、目の前の小魚を釣ろうとしていま仕掛け変えちゃったとこだよ…。

  • まさに小利大損ね。

釣りをしている会話の様子です。目の前にいる小さな魚の群れに気を取られ、大きな魚を逃してしまい、まさに「小利大損」の場面です。

小利大損の類義語

「小利大損」の類義語は、「小利大害」などです。因みに対義語は、「損小利小」、「利大損小」などがあります。

小利大損まとめ

「小利大損」とは、小さな利益を得ようとして大きな損をしてしまうことでした。人生ではそのような経験も多くあると思いますが、何事も目先のことに捉われず長い目で見ることが大切ということですね。

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