小耳に挟む(こみみにはさむ)
小耳に挟むは意図せずに情報を耳にする事、手に入れる事をします。一般的に広く使われる「聞く」と何が違うのか、イマイチ使い分けが出来ないという人もいますよね。やんわりとしかこの言葉の雰囲気を掴めていないという人は、こちらの記事をぜひ最後まで読んでみてください。意味だけでなく、由来や使い方まで、「小耳に挟む」という言葉について徹底的に解説していきます。
小耳に挟むの意味とは
「小耳に挟む」とは意図せず何かしらの情報を得ることを意味します。その情報は、良いことであっても悪いことであっても、どちらに対してもこの言葉は使用することができます。気になる「聞く」との決定的な違いは、自ら進んで情報を得るか、それとも偶然その情報を耳にするかです。言うまでもなく小耳に挟む」は後者となります。
小耳に挟むの由来
「小耳」とは、物理的に小さい耳を表すのではなく、「チラッと」というニュアンスが含まれます。そして「挟む」に、意図せず聞くという意味合いがあります。ただ、あくまでもそれぞれにその「ニュアンス」があるという意味で、独立してその意味として使うことはできません。
この「小耳」と「挟む」の二語を合わせてできた言葉が、「小耳に挟む」です。
小耳に挟むの文章・例文
例文1.彼は良からぬ情報を小耳に挟み、不安に襲われている。
例文2.彼女は偶然小耳に挟んだと言うが、明らかに影で調査していたに違いない。
例文3.私は彼の悪評を小耳に挟み、途端に恋愛感情が薄れた。
例文4.知らない方が幸せだったことを小耳に挟んでしまい、母は少し落ち込んでいるようだ。
例文5.小耳に挟んだ話によると、彼は退学処分になるそうだ。
世の中には知らない方が幸せに過ごせたはずの話がたくさんありますが、それを偶然小耳に挟んでしまうこともありますよね。
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小耳に挟むの会話例
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小耳に挟んだことなんだけどさ、君って毎月2万円もお小遣いを貰ってるの?
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うん、それが何か問題あるの?
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問題はないけど、僕は5千円しかもらえないのに2万円なんてズルいよ!
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言いたいことは分かるけど、こういうのは上の水準に合わすことを目指すべきだよ。
お小遣い論争は学生の中ではありがちなものですよね。何事も水準を下に合わせるのではなく、上に合わせられるように努力したいものですね。
小耳に挟むの類義語
「小耳に挟む」の類義語には、「仄聞」「噂」「又聞き」「口コミ(クチコミ)」などが挙げられます。
小耳に挟むまとめ
小耳に挟むとは「聞く」とは違い、偶然何かしらの情報を耳にすることを表します。ある情報を他人と共有したいけど、情報の信頼度に自信がない時の前置としても使える言葉です。