「崩御」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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崩御(ほうぎょ)

「崩御」とは「天皇、皇帝、国王や太皇太后、皇太后、皇后等の死亡を表す最高敬語」です。この言葉が使われる時はあまりいい時ではありませんがニュースやテレビなどで度々使われる表現です。普段の生活の中では中々使うことはない「崩御」を今回は解説していきます。

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崩御の意味とは

「崩御」の意味は以下の通りとなります。
(1)天皇、皇帝、国王や太皇太后、皇太后、皇后等の死亡を表す最高敬語
(2)死亡を表す最上級の尊敬表現
 日本では基本的に天皇陛下・皇后陛下の死亡のみに使われますが、海外の国王や法王などに対しても報道時に使われる事があります。天皇陛下・皇后陛下以外に関してはメディアや機関によっては「崩御」を使用する場合や「ご逝去」を使用する場合があり明確な基準はありません。日本では天皇が「崩御」されると国葬である「大喪の礼(たいそうのれい)」が行われます。

崩御の由来

「崩御」の由来は、儒教の最も基本的な経典である「経書」の一つである「礼記(らいき)」からです。「礼記」曲礼下篇に「天子の死は崩(ほう)と曰(い)ひ、諸侯は薨(こう)と曰ひ、大夫(たいふ)は卒(そつ)と曰ひ、士は不禄(ふろく)と曰ひ、庶人は死と曰ふ」とあります。この中の「天子の死は崩と曰ひ」より天子=天皇の死は崩ということから「崩御」が使われるようになりました。

崩御の文章・例文

例文1.〇〇国の国王が先日崩御されました。
例文2.国民に愛されてきた法王が崩御されて既に5年の月日が経った。
例文3.1989年1月7日に昭天皇が崩御された。享年87歳であった。
例文4.一般人が死亡した際に用いられる「逝去(せいきょ)」とは区別して崩御が使われる。
例文5.崩御は海外の国王にも使われることがあるが表現の仕方は各メディアによって異なり明確な基準はない。
「崩御」を使った例文です。

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崩御の会話例

  • 昨日のニュース見た?

  • 見たわよ、〇〇国の国王が崩御されたらしいね。

  • カリスマで国民の支持も凄くあったから残念だね。次の国王はその息子が継ぐみたいだけど問題児みたいだから心配だね。

  • 国民の反発が強くならなければいいけどね。

話言葉としてはあまり使われることはありませんがニュースや新聞などでは度々使われます。

崩御の類義語

「崩御」の類義語には、「駕崩(がほう)」「薨去(こうきょ)」「お隠れになる」などの言葉が挙げられます。

崩御のまとめ

今回は「崩御」というあまり聞き馴染みのない言葉の紹介でした。どんな人にでも生きていれば死は平等にやってきます。「崩御」は死を意味しますが同時にその人物の生前の功績を表すものとされています。亡くなってしまうことは残念ですが単に残念に思うだけではなく功労を労うことがその人への最大の敬意の表れではないのでしょうか。

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