「左団扇」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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左団扇(ひだりうちわ)

「左団扇」(ひだりうちわ)は、お金持ちや裕福そうなイメージがある言葉ですよね。人生に不自由していない気ままな生活と結びつきますが、実際にはどのような意味を持つ言葉で由来などはどのようになっているのでしょう? 例文や類語なども交えて、分かり易く解説をさせて頂きます。

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左団扇の意味とは

「左団扇」の意味は、通常は右利きなので右手に団扇を持って使うものですが、敢えて左手に持って使う事から、「気楽で余裕がある暮らしぶり」を例える際に使われる言葉です。また、利き腕でない左手で扇ぐとゆっくりな風なので、それでも平気という比喩です。
これらを総じて、どれも似たような意味ですが以下の様になります。
 ①気楽で余裕な生活や日々。
 ②遊んで暮らせる環境、状況、境遇。
 ③働かなくても毎日が過ごせる。
 ④隠居生活を送れる身分。

左団扇の由来

諸説ありますが、江戸時代には現代と同等の意味として「左団扇」が使われていたそうです。また、当時は自らの左手ではなく、家来や仕える者などが団扇を扇いでいて、その名残として「左団扇」という説もあります。”右”は”左”に対し、上席や役職が上、比較し優れている方という意味があります。また、”団扇”そのものは、中国やエジプトが発祥とされ、日本には入ったのは室町時代あたり、庶民にまで普及したのは江戸時代とされています。

左団扇の文章・例文

例文1.実家が大地主の友人は、将来は確実に左団扇の日々が約束されている。
例文2.宝くじが当たれば左団扇な生活が待っているのに、と夢見ながら日々を乗り切る。
例文3.貧しくても、働かないで生活できるなら、それが私にとっての左団扇だ。
例文4.投資で成功すれば、きっと左団扇な未来が待っている。
例文5.昔の年金生活は、今で言うと左団扇なぐらい支給額が多かった。

お金に余裕がある暮らし全般については、左団扇を使った表現が当て嵌まります。

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左団扇の会話例

  • ここ何年間もずっと買い続け、年末の恒例となっているのに、まったく当選しない。

  • 年末ジャンボ宝くじの事ね。

  • そう。左団扇の生活に憧れて、残業も頑張ってそこからの僅かな小遣いを貯めて、年末に大量に宝くじを購入しているのに…、溜息がでるよ。

  • 宝くじは滅多に当たらないからね。でも、それだけ頑張っていると、いずれ良い事が起こりそうじゃない。

宝くじが当選して左団扇な生活に憧れる人と、それをなだめる人の会話内容です。

左団扇の類義語

「左団扇」の類義語には、「玉の輿」「楽天」などの言葉が挙げられます。

左団扇まとめ

お金があり日々の生活が余裕で苦労知らずのような意味が「左団扇」にはあります。団扇は本来、自らが扇ぐものですが、それを左手で扇ぐのは余裕がある、働く必要がないという例えから「左団扇」になります。

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