常軌を逸する(じょうきをいっする)
「常軌を逸する」という言葉を聞いた時、皆さんは良いイメージと悪いイメージのどちらが浮かびますか。常識から離れているという意味だけ聞くと、どうしてもマイナスなイメージが先行してしまいますが、果たして本当にそうなのでしょうか。そこで今回は、「常軌を逸する」という言葉について詳しく解説していきたいと思います。
常軌を逸するの意味とは
「常軌を逸する」とは、常識とはかけ離れている様子を表します。常識と離れているとは言っても、それが常に悪いことを意味しているわけではありません。「斬新」や「奇抜」というニュアンスでも使われることを覚えておきましょう。
常軌を逸するの由来
「常軌」とは、常に行うべき普通のやり方を意味します。そして「逸する」は、ある範囲から外れることや、何かをとり逃すことを意味します。「常軌を逸する」という言葉の中では前者の意味で使われており、これら二つの語を合わせて、常識外れな言動という意味の「常軌を逸する」という言葉ができました。
常軌を逸するの文章・例文
例文1.常軌を逸する彼の振る舞いに、周囲は驚愕した。
例文2.彼女の常軌を逸した発言から、思いもよらぬ斬新なアイデアが浮かんだ。
例文3.海外で暮らすと、常軌を逸した行動をする人がたくさんいることに驚かされる。
例文4.常軌を逸していると感じるのは、文化の違い故だろう。
例文5.時折常軌を逸する言動ばかりする彼だが、ここ最近やけに落ち着いている。
普段は常軌を逸する言動ばかりの人が、ある日突然大人しくなると心配になりますよね。
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常軌を逸するの会話例
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Y先生ってなんか他の先生とは違うよね。
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うん、毎朝爆音のバイクに乗ってくるし、髪は金髪だし。
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常軌を逸してるよね。あんな教師初めてみたよ。
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私もよ。でも、いい意味で先生ぽくなくて親しみやすいよね。
常軌を逸した怖さや面白さの先生って、どこの学校にも一人や二人はいますよね。教師という真面目な集団の中にいるので、少し飛び出ている人が目立つだけなのかもしれませんが、学生にはそういった教師が受けますよね。
常軌を逸するの類義語
「常軌を逸する」の類義語には、「狂気の沙汰」や「異彩を放つ」などが挙げられます。
常軌を逸するまとめ
今回は、常識とはかけ離れている様子を表す「常軌を逸する」という言葉について解説しました。この言葉は、ある意味ポジティブな意味でも使われるということが分かったかと思います。これからの時代は、良い意味での常軌を逸した人材が重宝されると思いますので、皆さんは自分だけのオリジナルを極めていってくださいね。