座右の銘(ざゆうのめい)
自分が大事にしている言葉や心の支えの言葉を座右の銘と言います。プロフィールを考える時など、時々項目に出てくる「座右の銘」。もともとの由来や意味を知っているでしょうか?この記事では「座右の銘」と言う言葉について見ていきます。
座右の銘の意味とは
「座右の銘」とは「座右」(右に座る)と「銘」(金属などに刻まれた製作者の名)という2つの言葉から成り立っています。読み方は「ざゆうのめい」です。
座右とは純粋に「右に座る」、つまり自分のそばに置くことで、大切にしていることを表します。
銘は刻まれた言葉ということ。
つまり、意味は「いつも自分のそばに置いて、戒めにする言葉」になります。
例えば「わたしの座右の銘は『時は金なり』です」と言う場合、「時は金なり」と言う言葉をいつも自分に言い聞かせて大切にしている、ということになりますね。
元々は「戒めとする言葉」という意味ですが、それから転じて「自分を励ましたり、激励してくれる言葉」という意味合いでも使われているようです。
座右の銘の由来
座右の銘には、はっきりとした故事などの由来がないといわれています。
あえていうならば、「座右」と言う言葉はかつて中国の皇帝が最も信頼できる人物を自分の右側に置いたところからきているそうです。
座右の銘の文章・例文
例文1.プロフィール紹介で座右の銘を紹介してください
例文2.その言葉をこれから座右の銘にしよう
例文3.座右の銘は何ですか?
例文4.彼は座右の銘を公言しているが、そのとおりに生きている
例文5.今まで何度この座右の銘に救われたことか
自分に言い聞かせる言葉、自分を励ましてくれる言葉、どちらも座右の銘です。座右の銘をしっかり持ってそれを実行している人は、芯がある生き方をしていると言えるかもしれません。
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座右の銘の会話例
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君、この前の発表会の時、調子が悪かったね。
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あはは、やっぱりそう見えた? 調子が悪いなんてもんじゃないの。あの日は大失敗だったのよ。
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大失敗と言いつつ、全然落ち込んでないようにも見えるね。
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七転び八起き。これが私の座右の銘なの。ちょっとやそっとの失敗ではへこたれないようにしてるのよ。
座右の銘として持っておくならば、自分を厳しくしてしまう言葉や、実行不可能な崇高すぎる言葉より、ポジティブで明るい言葉がおすすめですね。
座右の銘の類義語
座右の銘の類義語として、「座右の書」というものがあります。いつも傍らに置いておき大切にしている本の事を指します。本というのは言葉でできているので、ある意味「座右の銘」がたくさん詰まったものが「座右の書」といえるかもしれませんね。
座右の銘まとめ
ここまで、座右の銘の意味や由来について見てきました。
普段何となく生きていると、自分が大事にしていることがぼんやりしてしまいますが、座右の銘として1つの言葉に表すのは良いことです。大変な時、元気が必要な時にもう一度頑張れるような、自分だけの座右の銘を見つけましょう!