「座食」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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座食(ざしょく)

「座食」とは「働かないで生活を送る事で、毎日食事をしては遊び呆ける日々」です。汗水垂らしながら懸命になって働くのが人として正しい姿なのでしょうが、様々な理由からそんな生活を拒否する人も少なからずいます。それを現代はニートや無職、ひきこもりやこもりびとと呼ぶそうですが、仕事が生き甲斐と感じられないなら「座食」を選択するのも個人の自由なのでしょう。

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座食の意味とは

「座食」の意味は以下の通りとなります。
 (1)座って食事をする事。
 (2)仕事をしないで食事だけをして生活を送る状態。働かずに暮らす。徒食。
 (3)「坐食」とも書き同義。
「座食」は「坐食」とも書き、”座”は「すわる」「物を置く台」「星の集まり」、”坐”は「すわる」「(すわって)何もしない」「何となく」といった意味があります。ですから「座食」や「坐食」として文字通りに座って食事をする事ですが、「座食」でも”坐”の意味を引き継いで何もしない状態から無職等々となります。それを踏まえて、現在でも「座食」として一般的には無職や仕事をしないで遊んで食事をする生活という意味で使われます。使い方としては「座食の徒」「座食に甘んじる」といった形が有名で、また四字熟語「座食逸飽」も働かずに食べる生活という意味になります。

座食の由来

「座食」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては明治時代の科学啓蒙家・宮崎柳条の著書「造化妙々奇談」(1879年~80年)などに文言が記されています。

座食の文章・例文

例文1.勢いでガードマンの仕事を辞めて3年、今では座食生活にもすっかり慣れて自宅警備員として優秀な成績を収めている。
例文2.平日昼間にコンビニに出向きビールとつまみを買うと、座食の徒とレジ店員に思われているのではと後ろめたさを感じる。
例文3.座食逸飽、ウクライナやロシアには悪いがネットで稼ぎミニマリストとして暮らせる日本の日々に感謝だ。
例文4.現代社会は苛酷なラットレースに強制参加するのがルールだが、そこから降りて座食で生きるのも実はそんなに悪くない。
例文5.忙しいと座食をする時間もないのだから、これではいつか病気になりそうだ。
「座食」を使った例文となります。

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座食の会話例

  • 貯金も大分貯まったし…。

  • それってもしかして、念願のマ…、マイ…。

  • マ、マイ…、毎日ぶらぶら気楽な座食で生きていかないか? もうあくせく働くのが嫌なんだよ。

  • そっち! ねえそっちなの? 普通はマイホーム購入じゃないの?

仕事を辞めて気楽な生活を送りたい夫とマイホーム購入を夢見る妻の会話です。

座食の類義語

「座食」の類義語には、「居食い」「無駄飯」「すねかじり」「居食い」「ニート」「無為徒食」「飽食終日」などの言葉が挙げられます。

座食の対義語

「座食」の対義語には、「立食」「東奔西走」「粉骨砕身」などの言葉が挙げられます。

座食まとめ

「座食」は仕事をしないで食事をする生活の日々です。働かずに暮らすので、現代なら無職・ニート・・親の脛噛りといった意味になり、ある種そんな生活を卑下する言葉です。また、座って食事をする事でもありますが、通常は無職生活を表現した言葉として使用されます。

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