形而上(けいじじょう)
形而上の意味とは、形をもっていないものや形式上のものを指す使われ方が一般的です。また他にも意味を持っていますので、今回は他の意味や由来、類義語と例文を交えて、詳しく解説をしていきます。
形而上の意味とは
形而上の意味とは、複数意味を持つ言葉ですので、それらについて説明をしていきます。
(1)形のないものや、形式上のもの。
(2)哲学における、時間や空間の形式を節約する感性を介した経験によっては認識できないもので、理念的なもの、あるいは超自然的なもの。
一般的に使われる意味は(1)の形のないものや、形式上のものですが、哲学の世界では(2)の様な概念の考え方を指すものもあるので、合わせて覚えておくといいでしょう。
形而上の由来
形而上の由来は、中国の「易経」に出てくる「形而上者謂之道、形而下者謂之器」という一説からと言われています。日本語に直すと、「形がないものを道といい、形があるものを器と呼ぶ」となります。
形而上の文章・例文
例文1.形而上の事を考えても、なかなか結論が出なくて困る事もある。
例文2.形而上学という学問が哲学の中に存在するのだ。
例文3.古代中国の易経から形而上という言葉は長く使われている。
例文4.無駄がないようにいつも頭の中で形而上ではあるが想像しながら、仕事をしている。
例文5.常に人間の精神や魂というものは形がないので、形而上であると言える。
あまり聞きなじみがある言葉ではないので、難しい例文が多くなっています。
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形而上の会話例
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どうしても休みの日はぼんやり過ごしてしまうんだよ。
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せっかくの休みがもったいないから、有意義に使った方がいいわよ。
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毎回、それも考えるんだけど形而上のものになってしまって、繰り返してしまうんだよ。
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じゃあ来週は私と一緒に買い物にいこうよ!荷物持ち欲しかったところだし!
休みを毎回ぼんやり過ごしてしまって、反省するけれどもその予定が形而上のものになってしまう人とそれを連れ出そうとする男女の会話でした。
形而上の類義語
形而上の類義語としては、「無形」「抽象的」があげられるでしょう。
形而上まとめ
形而上は日常ではほとんど使う事がない言葉ではあるかもしれませんが、少し難しい小説や昔の文学作品を読めば、こういった言葉が出てくる事もありますので、知識の一つとして正しく理解をしておくのもいいでしょう。