形骸(けいがい)
形骸の意味とは、形だけで意味を失っているもの、形ばかりのものになってしまっている事を指しています。しかし、他にも形骸はいくつか意味を持っているので、その他の意味についても由来や例文、類義語と共に解説をしていきます。
形骸の意味とは
形骸の意味は大きく分けると3つになります。
(1)形だけで意味を失っているもの、形ばかりのものになっていまっている事、ものを指す意味。
(2)建物などの骨組みを指す意味。
(3)精神や魂を別とした身体のぬけがらや骸という意味。
形骸はこの様に3つの意味を持った言葉ですが、一般的に使われる用途は(1)の形だけで意味を失っているという使われ方になります。この意味については、正しく理解をしておく必要があります。
形骸の由来
形骸の由来は、「形」は姿形やなりを表す言葉であり、「骸」は骨や骨組みを意味しており、この2つの漢字を合わせる事で「形骸」という熟語が出来上がってます。
形骸の文章・例文
例文1.政府の諮問機関は御用聞きに終始して、形骸化している。
例文2.定例会議はただの報告会となっており、会議そのものが形骸化している。
例文3.形骸化している事を指摘しなければ、組織は良くならない。
例文4.プレミアムフライデーは実質形骸化しており、役所の目論見は外れている。
例文5.目標管理制度が形骸化しており、意味を成していない会社が多くなっている。
形骸という言葉単体で使われるよりも、形骸化という形で使われる事が多くなっています。
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形骸の会話例
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明日なんて、会議が1日4件もあるんだよね。
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大手企業は本当に忙しいんだね。そんなにあったら頭がパンクしちゃうよ。
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意味のある会議ならいいんだけどね…。形骸化している会議ばかりで1時間話して、メールで済む内容だったなんてよくある話で嫌になるよ。
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大手企業になると意思決定までに時間がかかるっていうけど、それだけ無駄な会議してればそうなるよね。
仕事において、形骸化している会議ばかりで仕事が遅々として進まない事について話す会話文となっています。
形骸の類義語
形骸の類義語としては、「有名無実」「マンネリ」「官僚化」「名目上」などがあげられます。
形骸まとめ
形骸については、ほとんどの場合に形骸化として使われます。「形骸化」は新聞、テレビ、雑誌などのメディアなどでも当たり前の言葉として使われるますから、しっかりと理解をしておきましょう。また日本企業の特徴として合理化を避けるあまり、あまりに急時代的な会議をしている事もあります。当たり前を疑ってみるのもいいかもしれません。