「彼も人なり我も人なり」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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彼も人なり我も人なり(かれもひとなりわれもひとなり)

彼も人なり我も人なり」とは「彼にできることが私もできないわけがない」という意味を指しています。初めて聞いたという人は、言葉を見た時「能力に差はあっても同じ人間だから、皆同じなんだよ」というような意味合いを考える方もいらっしゃると思います。同じ人という認識はあっていますが、この言葉は自分を奮い立たせるために使用される言葉です。今回はそんな「彼も人なり我も人なり」について解説します。

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彼も人なり我も人なりの意味とは

彼も人なり我も人なり」とは「彼にできることが私もできないわけがない」という意味を指しています。文字によっては「我」を「予」と記述している事もありますが、意味は同じになります。学業や仕事で他者と比べられて負けてしまう時などあると思います。挫けそうになった時、やる気がでなくなります。でもそんな時だからこそ、負けたくないという気持ちを「彼も人なり我も人なり」と言って自分を鼓舞する時に使用される言葉です。

彼も人なり我も人なりの由来

この言葉の語源は、中国の戦国時代に生きていた人物「韓愈(かんゆ)」が作成した「原毀(げんき)」という本の中の一節で「彼も人なり我も人なり、我何ぞ彼を畏(おそ)れんや」と記述されています。そこから現在は「彼も人なり我も人なり」という一節を用いて使われ始めました。有名なドラマでもある「3年B組金八先生」でも「彼も人なり、我も人なり。難しい問題は誰にとっても大変なんだ。だからなにも恐れることはありません。」と話しているシーンでも利用されています。また、似た類義語として「彼も丈夫なり我も丈夫なり」という言葉もあります。これも中国で「孟子(もうし)」が書いた「滕文公上(とうぶんこうじょう)」という本の一節に使われています。この言葉も同じ意味で使用されており、「同じ人間なのだから、自分も努力すればできる」という意味で使われます。

彼も人なり我も人なりの文章・例文

例文1.なんでこの問題を理解できるんだろう、彼も人なり我も人なり。次こそは負けない。
例文2.彼も人なり我も人なり卑屈にならずしっかりと今を見据えよう。
例文3.この人の話のうまさは異常だ、彼も人なり我も人なり、俺もこうなろう。
例文4.彼も人なり我も人なり、いい点を見つけて自分に取り入れよう。
例文5.仕事で同僚は好成績を残す、彼も人なり我も人なり、自分だけの強みを早く見つけよう。
様々な「彼も人なり我も人なり」についての例文となります。

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彼も人なり我も人なりの会話例

  • あの人めちゃくちゃ勉強できるよね、どうやってるんだろう。

  • そうだね、家に帰ってもずっと勉強とかしてるのかも。

  • 彼も人なり我も人なりだね、できないことはない。次のテストは絶対にテスト順位超える。

  • がんばれ!応援してるよ!

クラスメイトに対抗心を燃やす会話。

彼も人なり我も人なりの類義語

彼も人なり我も人なり」の類義語には、「彼も丈夫なり我も丈夫なり」「自己肯定」などの言葉が挙げられます。

彼も人なり我も人なりの対義語

彼も人なり我も人なり」の対義語には、「自己否定」などの言葉が挙げられます。

彼も人なり我も人なりまとめ

どうしても負けたくない瞬間が訪れたことがある人も多いと思います。そんな時に自己暗示をかけるように、自分自身に檄を飛ばす人もいるのではないでしょうか。そんな時にこそ「彼も人なり我も人なり」と彼ができるのだから自分もがんばろうと使えます。ただ、人に対して使う言葉ではありません。ですので、友達を応援する時などに使うと、意味が通らなくなるため気を付ける必要があります。今回はそんな「彼も人なり我も人なり」について解説しました。

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