「彼岸」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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彼岸(ひがん)

日本以外の国の人から見てみると、日本人は先祖やなくなった人をとても大切にしているという認識があるようです。実際に日本人からしてみればそんな風には感じないのでしょうが、1年の中でもなんども御墓参りをしたり、仏壇のような自宅に先祖を祀るような風習は珍しいようです。そこで、これに関連づく言葉で「彼岸(ひがん)」という言葉について解説をしていきたいと思います。

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彼岸の意味

彼岸というのは日本の節日の一種である雑節の一つです。1年の中で春分と秋分を中日として、その前後の各3日(計14日間)を彼岸(お彼岸)としています。彼岸の時期に行う仏事を彼岸会と呼びます。彼岸における1日目を「彼岸入り」、最終日を「彼岸明け」という呼び方をします。
それぞれの彼岸で各7日間ずつある中で、中日は先祖へと感謝の気持ちを伝える日であり、それ以外の6日間は悟りの境地へと達するために必要な必要な6つの徳「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日とされています。

彼岸の由来

彼岸の由来はサンスクリット語のパーラム(param)という言葉で、仏教用語の「波羅蜜」に由来しています。波羅蜜はサンスクリット語でパーラミター(paramita)となり、「彼岸に至った」という解釈になります。
浄土思想でいう極楽浄土というのは西方に位置しているとされていて、春分と秋分は太陽が真東から昇って西に沈むため、沈みゆく太陽に礼拝しながら極楽浄土を思い浮かべたことから、現在の先祖を信仰する様相へと変化していったとされています。

彼岸の文章・例文

例文1.春分の彼岸には家族で墓参りに行こう
例文2.今度の彼岸は仕事で墓参りには行けそうもない
例文3.暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものだ
例文4.今度の彼岸は親戚が全員集まる
例文5.彼岸には大切な先祖をきちんと供養しよう
彼岸の日に合わせて墓参りを予定する人も少なくないのではないでしょうか。

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彼岸の会話例

  • 来月の秋分の彼岸はどうしようか?空いてるならみんなで墓参りに行かない?

  • そうね、私は大丈夫よ。
    子供達にも聞いてみないと。

  • そうだね。僕から聞いてみるよ。

  • 帰りはみんなで食事にでも行きましょう。

彼岸は先祖にお参りする日でもあり、大事な家族コミュニケーションのになる家庭も多いでしょう。

彼岸の類義語

彼岸に似たような日本の風習が「お盆」なります。お盆は1年に1度、ご先祖様が極楽浄土から帰ってくる人されていて、彼岸のようにお祈りするような習慣があります。

彼岸まとめ

ご先祖様を敬い、祈るための大事な日本の風習です。年々この風習が廃れてきていて、御墓参りなどをする人が減少傾向にあるようですが、なくならないようにはしていきたいですね。

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