「律義者の子沢山」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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律義者の子沢山(りちぎもののこだくさん)

「律義者の子沢山」とは「浮気をしない真面目な夫だと夫婦仲が良いので子供が多くなる」という意味です。幸せな夫婦や家庭を象徴する言葉で、有名な諺「貧乏人の子沢山」とセットで覚えている人も多いでしょう。その反面、昔は子沢山の家は確かに多かったですが、だから幸せで夫婦仲が良かったかと言われると疑問が生じます。なぜなら昔の方が女遊びに寛容で、「浮気は男の甲斐性」と長く信じられてきたからです。それでは「律義者の子沢山」の解説となります。

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律義者の子沢山の意味とは

「律義者の子沢山」の意味は以下の通りとなります。
(1)真面目な人(男)は浮気遊びなどをしないので、子供が沢山出来るという事。
(2)夫が品行方正で真面目だと夫婦仲が良いから、子供が多くなる喩え。
(3)「律儀者の子沢山」とも書き同義。
”律義者”は「生真面目で義理堅い人」「実直な人」、”子沢山”は「子供が多い」「夫婦間に子供が沢山ある事」で、子供が多く幸せで仲良い夫婦の喩えが「律義者の子沢山」です。夫が真面目だと外で女遊びをしないので、必然的に子供が多くなると説いた諺です。しかし現代的に穿った見方なら、昔だからこそ納得し成立した諺とも受け取れます。現在は浮気をすれば離婚など問題事に発展するので、世の男性陣は女遊びを控える傾向にありますが、それでも子沢山には繋がらないのが現実です。

律義者の子沢山の由来

「律義者の子沢山」の由来は、江戸時代に流行した「江戸いろはかるた」の一つとなります。

律義者の子沢山の文章・例文

例文1.律義者の子沢山と祖父母は言うが、「現代は真面目な公務員ほど外で未成年と何をしているか分からない」とコンコンと言い聞かせても、まったく分かってくれない。
例文2.近所の豪邸に住む〇○さんの旦那は派手に浮気を繰り返すという噂で、時々は夜中に夫婦喧嘩も巻き起こすが、離婚もせずに子供も多いので他の人達からは律義者の子沢山とも呼ばれている。
例文3.アラサーだった姉が律義者の子沢山になりたいと言い続け目出度く独身のままアラフォーになり、今ではペットの犬や猫にその病的な愛を全身全霊で降り注ぐが、いつか爆発しそうで恐ろしい。
例文4.地方なら律義者の子沢山の家には大抵で幸せの象徴となるミニバンがとめられ、学生時代は大人しかったであろう夫が家庭を築いた幸せから変な自信を持ち、痛いファッションを最先端と勘違いしてスマホ片手に荒々しい運転で国道を爆走する。
例文5.昔は律義者の子沢山も信ぴょう性があったが、現在は単に避妊を怠ったと受け止めれる可能性が高く、大家族とチヤホヤされテレビ局の取材を受けたらそれこそ近所から陰口を叩かれる陰湿な世の中だ。
様々な解釈での「律義者の子沢山」を使った例文です。

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律義者の子沢山の会話例

  • うちもそろそろ子供をもう一人、どうかな?

  • 今だって4人もいるのよ。さらにもう一人って事?

  • 大変なのは分かるけど、俺も仕事や家事をもっと頑張るから。

  • 近所から律義者の子沢山って言われないかしら。それじゃなくても…、上の子は来年二十歳よ…。

中年夫婦が小作りについて会話をしています。

律義者の子沢山の類義語

「律義者の子沢山」の類義語には、「貧乏子沢山」「貧乏人の子沢山」「貧乏柿の核沢山」などの言葉が挙げられます。

律義者の子沢山の対義語

「律義者の子沢山」の対義語には、「長者に子なし」などの言葉が挙げられます。

律義者の子沢山まとめ

「律義者の子沢山」は、実直な性格だと浮気などをしないので夫婦仲が良く子供が多くなるという意味です。子供が多く幸せな夫婦に対する諺で、現在の社会状況からすると必ず当て嵌まるとは言い難いですが、夫婦円満や幸せな家庭を象徴する言葉となっています。

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