御霊祭り(みたままつり)
夏といえばどの地域でも賑わいを見せるのがお祭りですね。有名なところだと、7月の盆(13日〜16日)に靖国神社で開催されています。他にも8月の盆(13日〜16日)に福岡県護国神社などでも開催されています。御霊祭りについて掘り下げていきたいと思います。
御霊祭りの意味
年末年始や盆に、家々の先祖の霊や、福徳を司る神である歳徳神(としとくじん)を祭る行事。
御霊祭りの由来
「御霊」とは先祖の霊に対して尊敬の念をもって呼ばれるものです。
一家の守り神として家族や子孫繁栄と幸福を見守ってくれている「御霊」に対して心から感謝してお参りする日です。昭和の中頃から先祖の霊を祀りお慰めする行事として、お盆の風習に因み大きな神社の祭りが開催され、日本舞踊や三味線演奏、民謡などの日本の伝統芸能が披露されて多くの人が訪れ賑わうようになりました。
御霊祭りの文章・例文
例文1.今年の夏は靖国神社のみたままつりに行く予定だ。
例文2.地元の御霊祭りは普段の神社の姿とまるで違い、たくさんの人で賑わう
例文3.正月の御霊祭りは地域の活性化も兼ねて毎年力を入れている
例文4.みたままつりではたくさんの屋台が並び美味しそうなにおいに包まれる
例文5.楽しむのはもちろんだが先祖や神様に感謝をすることも御霊祭りでは忘れてはいけない
たくさんの屋台だったり日本芸能のステージだったり、夏だったら地域によっては町民で集まって盆踊りをしたりと見所がいっぱいあり、多くの人が楽しみにしている行事だったりしますね。
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御霊祭りの会話例
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やっぱりみたままつりは人が多くて移動が大変だね。
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そうだね、着物も崩れちゃいそうで心配だよ。
でもやっぱりお祭りって楽しいよね!美味しいものもたくさんあるし、歩くの疲れるけど満足だよ! -
ご先祖様への感謝を伝えるためにお参りしないとね。そのためのお祭りなんだから。
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そうだね、また来年も来ようね。
今ではお参りのためというよりは、祭りの雰囲気が楽しみたいとか、人気のあるところに行きたい、行事の一つとして行っておきたいという若い世代が多い印象があります。みたままつりの意味を知らずとも、地域の活性化に繋がっているのなら良しとされるのでしょう。
御霊祭りの類義語
「御霊祭り」の類義語には神霊を慰める儀式である「夜祭り」や「祭儀」「大典」などが挙げられます。
御霊祭りまとめ
子どもや若い世代にとって楽しみな行事の一つである夏祭り、その中で特に大きな神社で行われ有名になったみたままつりには、「守り神として家族や子孫繁栄と幸福を見守ってくれている「御霊」に対して心から感謝してお参りする日」という意味があったのですね。果たしてきちんと知った上で参拝している人は何名いるのでしょうか…。どんどん洋風化されていく日本で祭りという文化は地域の中でもほとんど変わらず受け継がれているのではないでしょうか?こうした変わらない文化に触れつつ楽しみながら、御霊への感謝を忘れずに参拝してください。