復刻(ふっこく)
スマホゲームなどにおいて、「復刻ガチャ」などといった言葉によって聞きなじみのある言葉になりました。しかし、この言葉自体には本の作り方と関係があります。復刻によってさまざまなものが昔だけのものではなく現代によみがえるようになった昨今、この言葉の意味について詳しく知ってみましょう。
復刻の意味とは
復刻の意味とは、もともとは、原本をそのままに新たな版を刷って出版することやそのものを指します。そこから転じて、生産中止になったものやデザインなどをそのまま新たに生産することもさすようになりました。
復刻の由来
昔の復刻というと、最初の誤字脱字を修正したものを復刻したりしていましたが、現代においては、原本と同じ紙質、大きさ、誤字脱字までも同じように複製して作成するものを指しています。
復刻の文章・例文
例文1.復刻によって、生産が中止してしまったものが復活することはうれしい。
例文2.その企業の当時の状況を考えると仕方のないことだが、復刻してほしいものはたくさんある。
例文3.復刻することによって大きな売り上げを上げることは大いにある。
例文4.スマホゲームなどで復刻版のイベントのさいには修正されていることが多く、残念な場合もある。
例文5.復刻版のほうが現在のデザインよりも趣のあるものになっている。
みんな懐古主義のようなところがあり、復刻版がでると昔のことを懐かしみながら楽しむ傾向にあります。
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復刻の会話例
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この本、たしか絶版になっていたやつじゃないか?!これをどうして?
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最近になって復刻版がでたのよ。知らなかったの?
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エイプリルフールネタかと思っていたからチェックしていなかった…すぐに本屋に買いに行かねば!
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はいはい。この仕事が終わったら本屋でもなんでも行っていいからね。
ファンだった人の絶版されたものが復刻されたとあれば、居ても立っても居られないですね。
復刻の類義語
復刻の類義語として、「覆刻」があげられます。
復刻まとめ
消費者の声がSNSなどによって担当者などに届けることができる時代になったことで、商品へのレスポンスがわかりやすいようになりました。その中でも、消費者からの熱い要望に応えて復刻版を打ち出すことで売り上げを伸ばしている企業もあります。
現代の人にとって、レトロなものに時代を感じ、「かわいい」と表現されることもしばしば。時代が一周回ってもう一度ブームを起こしています。このように、昔に一度戻ってみることで、新しい良いものがひらめくようになるかもしれません。