「心神喪失」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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心神喪失(しんしんそうしつ)

この言葉、一見四字熟語のようにも見えることから、何かの状態や動作を表す言葉であるように感じる方は多いのではないでしょうか?茫然自失という言葉と同じように「心神喪失する」といったような形容で。
使い方としては間違っていないのですが、この言葉はどちらかというと法律に関係する言葉になります。今回はそんな間違えて使ってしまう方も少しいるかもしれないこの「心神喪失」という言葉について、解説をしたいと思います。

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心神喪失の意味

心神喪失とは、一言で言えば精神状態を表した言葉になります。何か行動をする上で一般的に正しいとされる行動や制御をすることができず、刑法においては責任能力がないとして処罰を受けない扱いをされるような場面で用いられる言葉になります。

心神喪失の由来

この言葉が生まれたのは旧民法、1890年に広まった人事編222条にて禁治産の元となったものとして取り決めが行われたことが始まりであるとされています。

心神喪失の文章・例文

例文1.彼は心神喪失であると判断された。
例文2.心神喪失と認められ、無罪となった。
例文3.心神喪失であるか否かがこの裁判の重要点だ。
例文4.完全な心神喪失状態であれば、人を殺しても罪にならない。ふざけたことを言うやつもいるものだ。
例文5.責任能力の欠如は心神喪失によるものだ。

この言葉はどちらかと言えば裁判の場などにおいて、心神喪失状態であるかといった使われ方をする言葉です。

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心神喪失の会話例

  • 一昨日の裁判のニュースで心神喪失状態って言葉が出ましたね。

  • 彼は大きな罪を犯した人ですから、精神状態がどうだとかで無罪になってほしくはないですね。

  • 同感です。精神状態がどうであれ、やったことに変わりはないですからね。

  • 鈴木さんは今のハードな仕事で心神喪失しないよう、気を付けてくださいね。

精神に問題がある、責任能力に欠ける、心神喪失はそれらに関係して使われる言葉です。

心神喪失の類義語

心神喪失の類義語としては、「茫然自失(ぼうぜんじしつ)」や「心神耗弱(しんしんこうじゃく)」といった言葉が挙げられます。

心神喪失まとめ

全く問題がないにも関わらず、精神的に問題があるから罪に問われないという形の判決が下される、大きな罪を犯した人は今も昔も存在しているものです。
特に最近は、上級国民といった言葉も生まれているように、冤罪ではなくどう見てもその人が、その犯罪を起こしたことは明確であるにも関わらず心神喪失といった判断をされることで大罪を逃れる機会が多く見られるものかもしれません。
精神に問題があろうとなかろうと、罪は罪。犯罪を犯した人が間違いなくその人であるならば、罪は償うべきものですよね。

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