「怪文書」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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怪文書(かいぶんしょ)

「怪文書」とは「個人への誹謗中傷から企業の内部告発やネガティブキャンペーンなど、信ぴょう性が明らかではない匿名が書いた怪しい文書・ビラ・メールなどの総称」です。かつては個人や企業を陥れる手紙や駅前などで配られるビラなどでしたが、今ではメールやネット掲示板などに書きこまれる誹謗なども含めて「怪文書」となります。

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怪文書の意味とは

「怪文書」の意味は以下の通りとなります。
(1)特定の個人や団体を誹謗中傷や暴露する狙いで出回る匿名の文書。
(2)個人や会社に届いたり或いはネット上に出回る信ぴょう性が不明な怪しい文書やビラだが、内部情報の暴露やネガティブキャンペーンなど内容は多岐に渡る。
(3)相手や団体を困らせる目的から、不祥事などを暴露する内部情報や支離滅裂な妄想めいた誹謗など幅広い迷惑文書をまとめた総称。
”怪”は「不思議」「怪しい」、”文書”は「文字で書いたもの全般」「書籍」「書類」「書き物」で、怪しく気味が悪い内容の文書が「怪文書」です。その多くは出所が不明の匿名によるもので信ぴょう性の無い内容が書き連ねられ、要するにネガティブな印象操作を狙った類となります。しかし、一部には政界などの事実を書き綴ったリークや企業の不祥事を暴露した内部告発、他にも芸能人の浮気やクスリ問題など「怪文書」といっても真実の場合もあるので一概に全てを否定する訳にはいきません。ですから嘘と事実、ネガティブキャンペーン的なビラ、それにネット上に蔓延る掲示板などに書かれた面白半分の書き込みなども含めた総称が「怪文書」です。使い方としては「怪文書が出回る」「怪文書が届く」「怪文書を調べる」といった風になります。

怪文書の由来

「怪文書」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては大正時代のジャーナリスト・北村兼子の著書「怪貞操」(1927年)などに文言が記されています。

怪文書の文章・例文

例文1.東京を離れて憧れの田舎暮らしを始めて数週間が経過したら、地元民から嫌がらせの怪文書が我が家に届きゾッとした。
例文2.政界は伏魔殿だから怪文書などは当たり前で、野心家の秘書が冷静に対応をするのだろう。
例文3.宗教など怪しい団体が絡むと怪文書の数も驚くほど増えるそうで、正にこの世の中は闇だらけなのである。
例文4.代議士や警察官僚のバカ息子が事件を起こしても基本的にはお咎めなしな世の中だが、憤りを抱く関係者はもっと本気で怪文書をばら撒いて欲しいと願う。
例文5.大企業ほど不倫が横行するのは学生時代真面目だった少年が大人になり地位や金を手にしたと浮かれて急に遊ぶからだが、でも周囲には出世レースに敗れ憂さ晴らしを狙う同僚が怪文書を出すタイミングを常に図っていると危機感を持つべきだ。
「怪文書」を使った例文となります。

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怪文書の会話例

  • 今日は久しぶりに怪文書が届かなかった。ちょっと安心だな。

  • でも明日はまた怪文書が届くと思うのよ…、月曜日だし。ねえ、いい加減に警察に相談しましょうよ?

  • それはダメだよ。こんな下らないイタズラに真剣に付き合ったら、こっちの負けだろ。

  • ところで、あなたは本当に怪文書に書かれている事に心当たりはないの? あなたの周囲の人が事実を書いている気がするんだけど…。

自宅に「怪文書」が届き、不安を覚える夫婦という内容です。

怪文書の類義語

「怪文書」の類義語には、「フェイクニュース」「偽書」「インチキ文書」「偽文書」「メールボム」「メール爆弾」「迷惑メール」「私文書」「書面」「古文書」「ドキュメント」などの言葉が挙げられます。

怪文書の対義語

「怪文書」の対義語はありません。補足として”文書”の対義語は「口頭」「口述」「口伝え」などの言葉が挙げられます。

怪文書まとめ

「怪文書」は主に誹謗や中傷目的の怪しい文書で、個人や団体などに直接届けたり郵送する手紙・ビラから、電子メールやネット掲示板の書き込みなども含まれます。大半は信ぴょう性がない妄想的なものですが、リークや内部告発もあるので一概に「怪文書」だからと適当に扱う事もできないのが実情です。

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