「怪訝」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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怪訝(けげん/かいが)

「怪訝」とは「納得できない、信用できない、怪しいといった不信や不思議に思う感情」です。人間とは見た目重視や第一印象が全てと言われる事が多いですよね。これは正確には自分の世界観による希望的な思いとしての相手に求める印象であり、だから真面目そうな人が好みならそんな外見を好印象としますが、人によっては真面目そうな外見を頼りないと判断すれば見た目が悪く判断されます。よって大勢が怪しくて「怪訝」に思えても、少数派からすると絶対的な信用できる人物という場合も多々あります。

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怪訝の意味とは

「怪訝」の意味は以下の通りとなります。
 (1)不思議で納得がいかない。非常に疑いの目を持ち信用ならない事。
 (2)怪しく変に思う。けげんに思う。
 (3)「かいが」とも読む。
「怪訝」は納得できない・怪しいといった意味合いで、そんな相手に対して使ったり、或いは自分がその様に思われている際に用いる表現です。特に多いのは「怪訝な顔」や「怪訝な目」で、他にも「怪訝そうだ」や「怪訝に思う」となるパターンもあります。よって、不満の表れであったり、或いは物事への混乱や困惑、迷惑といったニュアンスで使われたりもします。相手の思いを察して「怪訝」とする場合は、当然ながら本心は理解できないので恐らくはこのような感情なんだろうと勝手に判断するので、微妙に異なる様々なニュアンスとなるのです。例えば相手と会話をしていて、途中から明らかに今までと異なる表情や態度になれば、それは何かしらの不快さや驚きがあったと思うのは当然で、そんな時に「怪訝」となります。しかし、直接相手に「怪訝そうだね」とは中々言い辛いので、胸に秘めた言葉となる場合が多いです。

怪訝の由来

「怪訝」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては江戸時代後期の通俗文学「滑稽本」などに文言が記されています。

怪訝の文章・例文

例文1.彼の十八番は怪訝な表情で何かとすぐに不満が出るが、それだけ日頃の営業職がストレスを抱えるのだろうと許してあげている。
例文2.対向車がまるで怪訝そうにクラクションを鳴らしてきたので、両手を合わせて謝罪ポーズをしたら中指を突き立ててきたので、その指を折る仕草をしたら男がドアを開けて降りてきたのでヤバいと恐怖から急発進で逃げ出した。
例文3.転職は別に構わないが、新しい職場に配属されると最初は同僚たちから怪訝な視線を向けられるか無視されるので、それがとても憂鬱だ。
例文4.政治家や権力者などが時折見せる迫力ある怪訝な表情は、自分自身を偽る裏返しからその場を乗り切る術として覚えたもので、もちろん深い意味などはなく単なる高齢者の目力や顔力でしかないが恐れる人もあまりにも多いから余計に調子に乗って怪訝を繰り返す単純な男だ。
例文5.甥っ子はまだ幼稚園児なのにもう怪訝な顔を覚えてしまい、こっちとしては何の取り柄もない中年だとすっかり見透かされた思いから常に気を遣って敬語で接している。
「怪訝」を使った例文となります。

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怪訝の会話例

  • ほら、またそうして怪訝な顔をする。

  • それはあなたがいつも不機嫌そうだから、こっちも気分が悪くなるからでしょう。

  • だから、それは不満があるからで…。と言うかお互い様だろ、不満があるのは。

  • いつもこうして喧嘩して…、もう離婚するしかないわね。あなたも私の怪訝そうな顔をもう見なくて清々するでしょう? 私はもっと、あなた以上に清々するわよ。

離婚秒読みの修復不可能な夫婦間の会話です。

怪訝の類義語

「怪訝」の類義語には「疑う」「怪しい」「疑わしい」「眉唾」「不明瞭」「きな臭い」「不気味」「気味が悪い」「違感」「疑惑」などの言葉が挙げられます。

怪訝の対義語

「怪訝」の対義語には「納得できる」「信頼できる」「信用」「実直」「誠実」「明瞭」などの言葉が挙げられます。

怪訝まとめ

どうにも怪しく感じたり、不思議で納得できないのが「怪訝」です。納得できない物事に対して疑念が生じるとどうしても顔に表れたりするので「怪訝な表情」や「怪訝な顔」といった形になり、日常生活でもかなり使われる頻度が多い熟語となります。

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