恋衣(こいごろも)
｢恋衣｣とは｢好きな人や気になる人がいて恋心を抱いていたり、そんな恋をしている真っ只中の人が着る洋服｣です。恋をしているといつも相手を思うので、まるで身に着ける洋服のようにいつも一緒で離れない状態と例えています。誰しも若い時などはそんな燃えるような恋心を抱いたりするものですが、その多くは実らず失敗するからいつまでも心に残ったりするのでしょう。
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恋衣の意味とは
｢恋衣｣の意味は以下の通りとなります。
(1)心から離れない恋。深い恋心。恋を身につける衣に例えた言葉。
(2)恋をしている人の着ている衣や洋服。
”恋”は｢特定の相手に強く惹かれる｣｢相手に思いを寄せる｣｢恋愛｣、”衣”は｢身にまとう服｣｢着物｣｢衣服｣で、相手へ強く惹かれる恋愛感情に、いつも相手を思うので常に着ている洋服のようだと例えたのが｢恋衣｣です。要するに、それぐらい常に相手を思い焦がれる恋心となります。元々は古語として｢こひごろも｣と読みますが現代は｢こいごろも｣となり、普通に｢恋｣とするよりも深い恋感情を強調する際に用います。よって、好きな人の事ですが、ニュアンスとしては｢最愛｣｢深い恋心｣｢生涯の相手｣に｢切ない思い｣｢純愛｣などが相応しくなります。
恋衣の由来
｢恋衣｣の由来は残念ながら不明ですが、文献としては奈良時代末期に成立した日本最古の和歌集｢万葉集｣などに文言が記されています。
恋衣の文章・例文
例文1.繁華街に出向けば酒と金の力で疑似的な恋衣を楽しむ男と女をいくつも見かけるが、そのどれもが長続きしない短期的なものだ。
例文2.恋愛中の女性は綺麗とよく言うが、それは恋衣というファッションや化粧が垢抜けたり表情が自然な笑顔になるからだろう。
例文3.この世に中高年の恋衣ほど恐ろしいものはなく、若い時に恋愛を謳歌できなかった憎しみから過激な方に走ってしまう。
例文4.アイドルグループの歌番組のステージ衣装もあの悪魔のような性加害者が恋衣な心で選び、それを観て憧れた全国の少年たちが自ら合宿所に入門し知らずに被害に遭うという恐ろしいシステムだ。
例文5.アニメとアイドルには夢中で恋衣をするくせに、自分が着る洋服には無頓着で絶望的なファッションで電車に乗り狭いライブハウスにやってきて空調悪さにいら立ちクレームを入れる。
｢恋衣｣を使った例文となります。
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恋衣の会話例
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去年は離婚もしたし、もう恋愛とか結婚はいいよ。っていうか、女の人が全員怖い。
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どうしてよ？ 恋愛は生きる活力じゃない。恋をしていると、着ている服も恋衣になるのよ。
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何だよその恋衣って。どんないい服を着ても、恋愛を決めるのは金と顔だよ。
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そういう偏見を持たずに、恋活アプリとかで素敵な人を見つけないと一生独身よ。
それぞれの恋愛観を語る2人という内容です。
恋衣の類義語
｢恋衣｣の類義語には｢愛｣｢夫恋衣｣｢妻恋衣｣｢恋愛｣｢ラブ｣｢ロマンス｣｢色恋｣などの言葉が挙げられます。
恋衣の対義語
｢恋衣｣の対義語には｢不倫｣｢密通｣｢浮気｣｢背信行為｣｢やましい関係｣｢普段着｣｢部屋着｣｢仕事着｣などの言葉が挙げられます。
恋衣まとめ
恋をしている状態、恋をしている人が着ている洋服、恋心といった意味を持つのが｢恋衣｣です。好きな相手がいたり、心から常に離れない人がいる事を衣服に例えた表現で、特に女性が好んで使うのが一般的なようです。