「悪銭身に付かず」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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悪銭身に付かず(あくせんみにつかず)

もしかして、「悪銭身に付かず」という経験がおありですか?
この言葉はまっとうな生き方から外れた歩みを戒める、訓戒的な面を持つことわざです。「悪銭身に付かずだな」と言われて恥をかくことのないよう、その言葉の意味を見ていきましょう。

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悪銭身に付かずの意味とは

悪銭身に付かずとは、「苦労せずに得たお金は、すぐに使ってしまうから貯まらない。あっという間になくなってしまう」という意味です。
「ギャンブルで得たお金をまたギャンブルにつぎ込む」という人、近くにいませんか?
悪銭とは、呼んで字の通り「悪い金」、つまり汚い手段やまっとうではない手段を使って得たお金のことです。
詐欺や盗みなど犯罪的なことはもちろんのこと、例えばギャンブルもその部類に入るかもしれません。「簡単にお金を増やしたい」という欲求により、人はこれらの手段に走ります。確かに一瞬にして大金を得られるかもしれませんが、しかし、そのような人は良く出動いているため、あっという間にお金を使ってしまうのです。
汗水流して働いたお金は大事に使います。手軽に得たお金は、えてして大切さをわからぬままに使ってしまうことがあるのですね。

悪銭身に付かずの由来

このことわざの由来は「あぶく銭は身に付かぬ」というところからきているそうです。「あぶく」とは泡のことで、これも苦労せずに得たお金のことを指します。

悪銭身に付かずの文章・例文

例文1.パチンコで勝ってもまたそのお金でパチンコか。まさに悪銭身に付かずだな
例文2.横領していた役員が捕まったそうだが、貯金がからっぽだったそうだ。悪銭身に付かずとはこのことだね
例文3.悪銭身に付かずというけれど、あいつは苦労して得た給料でさえも給料日に全部使ってしまう
例文4.悪銭身に付かずというが、最初は軽いギャンブルだったのが墓穴を掘り、今や借金まみれだ
例文5. 親からもらったお小遣いはすぐになくなるが、中学生でアルバイトをしたときは大切にお金を使った。まさに悪銭身に付かずということだろう
上記のように、あっという間にお金が無くなってしまう状態を指して使います。

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悪銭身に付かずの会話例

  • お母さん、ごめん、お金貸してくれない?

  • だめよ。もうあんたには貸さないことにしたわ。

  • なんでだよ!

  • だってこの前貸したお金、1時間も経たずに使いきったって聞いたよ。悪銭身に付かずなんだから、あんたも自分でバイトしなさい。

親にお金を借りようとする子供が、悪銭身に付かずを理由に断られています。お金を借りるのは悪銭とは言い切れませんが、要は「苦労せずにお金を得ようとする」ことを指していればOKです。

悪銭身に付かずの類義語

悪銭身に付かずは、これといった類義語が見当たりません。英語だと「Easy come, easy go」と表記する事があります。
由来の項目で見た「あぶく銭は身に付かぬ」や、英語では”I’ll got, I’ll spent”という言い方があります。

悪銭身に付かずまとめ

悪銭身に付かずについてまとめてきました。結局のところ、お金というのは簡単に手に入るものではありません。悪銭を稼ごうとする性根こそ、本当の敵かもしれませんね。

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