感無量(かんむりょう)
あなたは最近何か感動するような状況や場面に出くわしたでしょうか?
感動して涙を流す行為は、精神浄化作用があるらしくストレス発散にも繋がるそうですよ。
この言葉はそんな「感動」と似た意味を持つ、「感慨無量」という四字熟語の略称になります。
今回はそんな「感無量」という言葉について、深く掘り下げていきたいと思います。
感無量の意味
感無量の元となっている感慨無量という言葉は「胸が歓びでいっぱいになるほど、深くしっかりと感じ入ること」という意味を持ったものになっています。
「感無量です!」と言ったらそれはそれは嬉しいことだということを表せる言葉ですね。
感無量の由来
感無量の元となっている感慨無量という言葉は1917年に田山花袋の作品にてこのような意味で使われた言葉であるため、この言葉は1917年以前から使われていた言葉なのですが、この感慨無量という言葉が感無量という略され方をされた理由について、明確な由来は不明です。
シンプルに考えられるものとしてはやはり言いやすいからであると考えられます。感慨無量という言葉を口に出してみると解りますが、何か聞かれたことに対して「感慨無量です!」と答えるより「感無量です!」と答えた方が一瞬で同じ意味の返事ができますよね。
感無量の文章・例文
例文1.優勝した感無量。
例文2.書道コンクールで一位を取った彼女の顔は感無量だ。
例文3.感無量。まさか、宝くじで一等が出るなんて。
例文4.嬉しいことが立て続けに起こっている彼はまさに感無量の様子だ。
例文5.苦しい時こそ人の優しさが感無量。身に染み入る。
感無量という言葉は「感激」といった表現に置き換えてみると、日常会話においてより扱いやすい言葉になるかもしれませんね。
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感無量の会話例
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やった!やりました佐藤さん!
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感無量の様子ですね。いかがしましたか?
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今取り組んでいる一大プロジェクトの課題点を解決する方法が、ようやく見つかりました!
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それはおめでとうございます!
課題点の解決策が見つかり、喜んでいる後輩と先輩の会話例です。このようにして、とても大きな問題の解決策が見つかった時にはとてもうれしくなりますよね。
感無量の類義語
感無量の類義語として、「万感の思い(ばんかんのおもい)」、「意料無限(いりょうむげん)」が挙げられます。
感無量まとめ
大規模なところだと「涙活」なんて活動もあるくらいですから、涙というものが人にもたらすプラス効果というものは計り知れないものがあるのかもしれませんね。
ただ、ネガティブな涙はよくありません。感無量な涙を流せていない人こそ、涙活をしてみるべきなのかもしれません。
その涙活という場に参加してみることで、自分の人生を大きく変えるほどの人に出会える、感無量な出来事に出くわす可能性だってあるかもしれませんよ。