懇切丁寧(こんせつていねい)
職場だったり、学校だったり、ある程度の人が集まるような環境には「懇切丁寧」な人がいるものです。何かに困っていたり、悩んでいたりすると、声をかけてくれたり丁寧に接してくれたり人がいます。この「懇切丁寧」という言葉の意味や由来を開設していきたいと思います。
懇切丁寧の意味とは
細やかな気配りができたり、注意が行き届いていることを意味する言葉です。懇切とは真心がこもっていたり、手厚いことを意味しており、丁寧とは細かな注意が行き届いていることを意味する言葉です。つまるところ、最上級の気配りができることを表しています。
懇切丁寧の由来
この言葉には、語源や由来といったものは存在しておらず、上記で記述した「懇切」と「丁寧」という2つの言葉が合わさってできた言葉になります。
懇切丁寧の文章・例文
例文1.研修でお世話になった人は、懇切丁寧な人だった
例文2.お客様への懇切丁寧さは、紺さんが一番だと思う
例文3.私も懇切丁寧な人間になるように心がけよう
例文4.君は、懇切丁寧とはどういうことなのかを学んだ方がいい
例文5.懇切丁寧な立ち振る舞いとはどういうことなのだろう
人として目標にするような人に対して使ったり、自分がこういう人間になりたいという指針として使うような言葉になります。「私は懇切丁寧な人間です」というような使い方は胡散臭くなってしますので、使わない方がいいですね。次に、会話例としてみていきましょう。
懇切丁寧の会話例
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この間旅行で泊まった旅館のスタッフの対応はとても良かったね。
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そうだね。
建物が広かったから迷っちゃったんだけど、懇切丁寧に教えてくれたよ。 -
そうだったんだ!料理を出してくれる際やチェックイン・アウトの際にも懇切丁寧な対応だったよ。
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また来年も行こうね。
慣用句や四字熟語の中でも、普段の会話中で使う機会が多い部類に入る言葉になります。
懇切丁寧の類義語
懇切丁寧という言葉の認知度と使用度が高いためか、同じような意味を表す言葉が少なく、あまり知られていないものがほとんどかもしれません。例えば、「懇到切至(こんとうせっし)」「慇懃丁重(いんぎんていちょう)」といった言葉があります。
懇切丁寧まとめ
他者を褒める際に使ったり、また、自身が言われると嬉しい言葉なので、そういう風に言われるようになると理想的ですね。