「懊悩」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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懊悩(おうのう)

最近、アイドルグループのこぶしファクトリーがリリースした「Oh No 懊悩」という曲がCMでも話題になっています。
そこで使われている「懊悩」という言葉はあまり聞き慣れない言葉ではありますが、意味は理解できているでしょうか。懊悩の意味や由来、そしてその使い方まで分かりやすく解説をしていきます。

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懊悩の意味とは

懊悩の意味とは、悩み苦しんだり、悩み悶えたりする様を表した言葉になります。

あまり常用で使われる言葉ではなかったものの、ハロープロジェクトのこぶしファクトリーの曲の題名に入った事で、社会に広まっていく可能性もありますので、
この機会に意味や由来も含めて、しっかりと覚えておくといいでしょう。

懊悩の由来

懊悩の由来としては「懊」が思い悩む事、憂う事を指しており、「悩」は感じの通り、悩みを表しています。
似た意味の言葉を重ねる事でより深い悩みや憂い、そして苦しみや悶えるといった感情までも含んだ言葉と言えるでしょう。
由来は二つの漢字を重ねた所から語源はスタートしているのではと推察されます。

懊悩の文章・例文

例文1.懊悩の中にこそ、進化のヒントが隠されている
例文2.行き詰って懊悩する日々は、今となっては自分を高める事の出来た時間です
例文3.懊悩という言葉はそれほど頻出で使われる言葉ではないが、覚えておこう
例文4.苦しみや憂い、悩みなどそんな感情を懊悩という言葉で小説家は表現する
例文5.普段使われない日本語にこそ、美しさは秘められている懊悩がいい例だ
懊悩という言葉は日本語の強調をするという漢字の美しさや広がりを表現する言葉となっており、もちろんいままで知らなくともこの機会に覚えて、美しい日本語を少しでも教養として身に付けていくと、いいのではないでしょうか。

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懊悩の会話例

  • 僕は本当に浪人生時代は懊悩とした思いの中、必死に勉強したよ!

  • 全然そんな苦労を感じさせないですけどね(笑)

  • 社会から取り残されている思いが強くて、常に苦しかったのを覚えているよ。

  • そういった苦楽の時代を経て、今の部長があると思うと、一つの言葉にも重みを感じますね。

やはり自分が苦しかった時代や悩んでいた時代を回想したり、思い返したりする際に使うケースが多いのではないでしょうか。
オンタイムで懊悩している状況だと、使う事は多くはないでしょう。

懊悩の類義語

懊悩の類義語としては「煩悶」「苦悶」「憂悶」などが挙げられるでしょう。また懊悩が使われている四字熟語として「懊悩煩悶」という言葉もあります。

懊悩まとめ

一般ではあまり常用される事がない懊悩という言葉を説明してきましたが、意外と昔の小説では多く使われている言葉です。
有名な所で言えば、島崎藤村の「破滅」や「新生」、尾崎紅葉の「金色夜叉」でも懊悩は使われており、物語の人物描写を細部まで表現するのに使われています。
とかく、現代では略語やカタカナ言葉が増えてきていますが、時には少し時代を戻り、日本語の持つ意味や美しさや情緒にまで思いを馳せてみるのもいいものではないでしょうか。

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