「我田引水」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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我田引水(がでんいんすい)

自分勝手な人の例えとして、「我田引水(がでんいんすい)」と言う言葉があります。当の本人には聞かれない様に、陰口を叩く際などに用いられる四文字熟語です。便利で使い易い言葉でもあるので、詳しい意味や由来などを理解しないで、何となく使ってしまう人も多いのではないでしょうか? そんな分かっているようで、良く分からない「我田引水」について、きちんと調べてみました。

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我田引水の意味とは

「我田引水」は、他人の事を考えない自分勝手な行動や言動、自分だけに好都合と解釈する、物事を自身に都合良くさせる等々の意味となり、要約すると「自分勝手な人間」となります。さらに現代風に解釈するなら「自己中心的」や「わがまま」となり、周囲から浮いてしまう人についても、この様に呼ぶ事もできます。しかし、自分勝手な言動や態度なども、許容できる常識的な範囲なのか、それとも大迷惑を及ぼすほどの許容範囲を越えているかによって、「我田引水」の解釈もまた違ってきます。

我田引水の由来

故事成語の多くは中国から伝えられたものですが、今回の「我田引水」は日本発祥の製漢語とされています(諸説ありますが)。”我田”は我の田んぼ、”引水”は水を引き入れると解釈すると、「自分の田んぼだけに(川から)水を引き入れている」という意味になります。この事から、わがままや自分勝手という際に使われる言葉となっていきました。

我田引水の文章・例文

例文1.クラス行事に一人だけ参加せず、テスト勉強しているA君は我田引水と揶揄されている。
例文2.最近の某超大国は、我田引水という存在そのものの横暴ぶりだ!
例文3.デート時間を守らない彼女は、我田引水な性格なのだろう!
例文4.すき焼きの最中、牛肉ばかり食べていたら、姉から我田引水と注意された。
例文5.我田引水にならないよう、注意をして生活している。
相手に直接、「我田引水」と言うのは気まずい場合もあるので、聞かれないような陰口や逆に信頼関係が成り立っていないと言えない言葉です。

我田引水の会話例

  • またあの人が自分勝手に、予定を変えてしまったの!

  • 我田引水な性格だと本人は平気だけど、周囲は疲れるよね!

  • 本当、当の本人はまったく迷惑だと思っていないから癪なの!

  • 注意しても効き目がないし、逆に怒らせる場合もあるし厄介ですね。

共通の知人が我田引水な性格で、そこに不満たらたらで陰口を叩く二人の会話です。

我田引水の類義語

「我田引水」の類義語には、「牽強付会」「私利私欲」などの言葉が挙げられます。

我田引水まとめ

自分勝手な性格、都合良く解釈して迷惑をかける人などを「我田引水」と揶揄皮肉られます。最近では自己中心的な人を端的に説明する際に使われるので、当の本人が居ない時に陰口などで用いられます。しかし、「我田引水」と言い放った本人も、同じように陰で言われている可能性もあるので、使う際には注意が必要です。

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