所作(しょさ)
茶道や華道などの日本の文化にはこの所作の美しさが大事とされるものが多く、海外でも大きく評価されています。ですが、何気なく使っているその所作という言葉は具体的にどういったことを意味しているのでしょうか、これから解説していきたいと思います。
所作の意味
所作とは、その人の仕草や振る舞い、身のこなしのことを意味しています。また、演技の動作や踊りのことを「所作」ということもあります。
所作の由来
武士の所作には基本は左手で鞘を持ち柄を右手で持って抜刀するのですが、敵意がないことを伝えるために自分の右側に刃を向けて刀を抜きにくい状態にする、というものがあります。
日本の挨拶や礼も大事な所作であるとされ、江戸時代ごろに自分より身分の高い人には「途中の礼」という腰を折り両手を足の甲につけて膝を曲げて屈んだ状態で礼をしたり、庶民の間ででも両手を膝につけて腰と膝を曲げて礼をするのが普通でした。それが明治ごろ、「外国人にこういった礼をしているのが情けなく見える」という理由で廃止になったということもありました。
所作の文章・例文
例文1.座り方の所作も気をつけることがたくさんあり大変だ
例文2.日本舞踊は所作が多く覚えるのも踊るのも難しい
例文3.日本人は所作が美しいと海外からも高く評価されている
例文4.茶道において綺麗な所作であることも大事なことである
例文5.食事の所作は綺麗である方が良い
所作という言葉を用いた例文になります。
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所作の会話例
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先週旅行で日光江戸村に行ったんだけど、舞妓さんの舞が本当に綺麗で魅入っちゃったよ
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わかる!私もいったことあるけど所作の一つひとつが綺麗なのよね!
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立ち方や歩き方であんなに違うんだな、本当に綺麗だった
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また行きたいなぁ、本当素敵よね
所作についての会話の例文になります。
所作の類義語
所作の類義語には「立ち振る舞い」「動作」「身振り」「仕草」などが挙げられます。
所作まとめ
所作とは仕草や身のこなし、動作を意味しているので、様々なシーンで使うことができる言葉になります。例えば、礼や歩き方、座り方に立ち方、物の持ち方やスポーツにおける動作、弓道や柔道など仕草の一つひとつ、相撲の四股なども所作と言われます。難しい言葉ではないのでしっかりと覚えておきましょう。