「手を結ぶ」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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手を結ぶ(てをむすぶ)

「手を結ぶ」とは「握手や協調に同盟を結ぶなど協力し合う事」です。これまであまり良好でなかった同士が、何かを切っ掛けに接近し合い関係が強くなると「手を結ぶ」となり、個人同士から企業間や政治などで使われるようになります。仲間から信頼を得たり、今後は良好な関係を築こうとすると何かと握手をするイメージがある「手を結ぶ」の解説となります。

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手を結ぶの意味とは

「手を結ぶ」の意味は以下の通りとなります。
(1)握手をする。手を握る。
(2)互いに協調する。力を合わせる。助け合う約束。同盟を結ぶ。
(3)仲直りをする。
”手”は「左右の肩から出ている長い部分」「手首や指先や掌や指など」「仕事や作業や手間」など、”結ぶ”は「紐などを組んで繋ぐ」「手の指を絡ませ形を作る」「互いに関係を作る」「二つの地点を繋ぐ」で、握手や仲直りに協力関係となるのが「手を結ぶ」です。実際に人と人が握手をする事から、例えば国同士や企業同士が連携や提携をする際も「手を結ぶ」となります。他にも、「地元企業と地域住民が手を結んで地方創生を始める」など、ある種の新しい何かを生み出すようなポジティブで前向きな言葉と受け取れます。その一方、仲違いしていた者同士が共通目的を成し遂げる為に共犯関係となるのもよくある「手を結ぶ」なので、必ずしも善事だけの言葉とも限りません。

手を結ぶの由来

「手を結ぶ」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては”結ぶ”は小説家・幸田露伴の著書「二日物語」(1956年)などに文言が記されています。

手を結ぶの文章・例文

例文1.神が悪魔と手を結び人類が誕生した。
例文2.地元の権力者が某企業の担当者を直接呼びつけ、「手を結ぶ前にやる事があるだろう」と、暗に賄賂を要求した。
例文3.派遣社員と国債と失業者を増やしたのが、ここ数十年で官民一体となって手を結んだ素晴らしい成果で、よく誰も責任を取らずに偉そうにしていると呆れる。
例文4.教師と納入業者が手を結ぶと、なぜか不思議な事に低性能タブレットや売れ残りノートPCの在庫整理が解決しメーカーも喜び一石三鳥で、新年早々縁起が良いと喜ぶ。
例文5.父と姉が手を結び母の素行調査をしたら、出るわ出るわの悪事のオンパレードとなったが、これで秘密が共有され一枚岩に無事なれました。
力を合わせるなどで「手を結ぶ」を使った例文です。

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手を結ぶの会話例

  • 課長のイビリは本当に酷いよな。だから、俺と手を結ばないか?

  • 職場の雰囲気を良くする為って事よね。具体的にはどうするの?

  • それは…、パワハラ電話相談とかありそうじゃない。他にも行政の相談コーナーとかを利用しようと思うけど。

  • ちょっとそれでは解決しないわよ。もっと、課長が職場を追い出されるような効果的な策を考えてよ。

同僚男女が課長を追い出そうと「手を結ぶ事」になったという会話です。

手を結ぶの類義語

「手を結ぶ」の類義語には、「手を組む」「共闘」「手を取り合う」「利害が一致」「手を携える」「共謀」などの言葉が挙げられます。

手を結ぶの対義語

「手を結ぶ」の対義語には、「手を切る」「絶縁」「絶交」「仲違い」「対立」「排他」などの言葉が挙げられます。

手を結ぶまとめ

「手を結ぶ」は握手や手を握るという意味もありますが、協調や結託などの同盟を結ぶ際に良く使われる言葉です。ライバル関係だった企業同士、或いは与野党が垣根を越えて協調するのを「手を結ぶ」となります。

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