手玉に取る(てだまにとる)
人間関係を整理しておくことって、生きていく上でとても重要なことですよね。「類は友を呼ぶ」とも言いますし、関わる人間によって自分に何か変化が起こるかもしれません。それが良い変化であればいいのですが、悪い変化の例の方が目立ってしまいますよね。「手玉に取る」という言葉があるように、人をいい方向にも悪い方向にも翻弄するのが上手い人がいます。今回はそんな「手玉に取る」という言葉について、詳しく紹介していきたいと思います。
手玉に取るの意味とは
「手玉に取る」というのは、人を自分の意のままに操作・翻弄することを意味します。
手玉に取るの由来
「手玉」というのは、中に小豆などが入った小さな袋のことで、小さな女の子がおもちゃとして遊ぶ「お手玉」のことです。これを曲芸師が巧みに操る様子から転じて、人を思いのままに翻弄するという意味の「手玉に取る」という言葉が生まれたとされています。
手玉に取るの文章・例文
例文1.相手チームを手玉に取るには、巧妙な罠を仕掛ける必要がある。
例文2.彼は彼女を手玉に取っていたつもりが、自分がうまく利用されていた側だと気がついた。
例文3.闘牛士は暴れる牛を手玉に取り、観客を沸かせた。
例文4.鈍感な彼は、手玉に取られていることに気がつく様子が全くない。
例文5.彼は素直なので、簡単に手玉に取れる。
スポーツなどの勝負の世界では別ですが、日常の人間関係においては、手玉に取る取られるというような関係は無しにしたいものですね。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
手玉に取るの会話例
-
昨日のバスケットボールの試合は本当に予想外の結末だったよ。
-
本当ね、最後の最後までチームAが勝つと思っていたのに。まさか最後の5分で逆転されるなんて予想外だったよ。
-
僕もだよ、最後のあの作戦のためにチームBは力を温存していたらしいよ。
-
そうなんだ。まさにチームAを手玉に取っていたのね。
Aチームは相手を手玉に取っていたつもりが、逆に取られていて、上手く操られていた側だったわけですね。こういうのはスポーツでは一番痺れる展開ですよね。
手玉に取るの類義語
「手玉に取る」の類義語としては、「弄ぶ」「翻弄」「手のひらの上で踊らせる」や「鼻面を引き回す」などが挙げられます。
手玉に取るまとめ
今回は、相手を自分の思うままに翻弄するという意味の「手玉に取る」を紹介しました。男女の関係においてよく使われる言葉でもありますが、言葉の意味としてもあまり良いものではありませんので、お互いフェアな関係を築きたいものですね。