手練主管(てれんてくだ)
「手練れ」という方の言葉は比較的多くの方が見聞きしたことがあり、なんとなく意味も理解している言葉かもしれませんね。あることに非常に長けていることを表した言葉です。これに「手管」という言葉が続くことによって非常に悪い意味を持つものになっているのです。
今回はそんな一見しただけでは解らない邪悪さを秘めたこの「手練手管」という言葉について解説をしたいと思います。
手練主管の意味
「手練」は巧妙なわざ、「手管」は自由自在に意のままに人を操り騙す手段という意味を持っており、どちらも人を操り騙すわざや手段のことを指し示す言葉であることから、人を騙す手段方法をより強く強調した意味を持つ四字熟語となっています。
手練主管の由来
元は主に吉原における遊女、花魁がお客を引き寄せるための虚言を述べる、他のお客を嫉妬させる、少しでも自身に関心を向けさせるためにありとあらゆる巧妙な手段を用いていたことを指し示す言葉として使われていたものになります。
手練主管の文章・例文
例文1.手練手管で人を騙す。
例文2.手練手管のかぎりを尽くして彼からお金を引き出す。
例文3.手練手管。これほど素晴らしい相手は未だかつて出会ったことがなかった。
例文4.まさに手練手管と呼べる妙技だ。。
例文5.手練手管に騙され、怪しいものを購入してしまった。
手練手管という言葉を別の言い方で表すならば一つに「ありとあらゆる手段」といった形になるでしょう。
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手練主管の会話例
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佐藤さんは手練手管に騙された経験ってありますか?
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テレビショッピング販売員の説明が魅力的で、買ってみた商品が微妙だったということはありますね。
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うーんまあそれを騙されたと考えるのならば、その販売員さんの紹介はすごい巧みだったのでしょうね。
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すみません、これはさすがに騙されたとは言えないかもしれませんね。
この言葉は非常に悪意を持つ言葉になるため、本当に「うまくやられた詐欺被害」に遭った場合を除いて、使うべきではない言葉かもしれません。
手練主管の類義語
手練主管の類義語としては、「錬金術(れんきんじゅつ)」や「マルチ商法(まるちしょうほう)」といった言葉が挙げられます。
手練主管まとめ
この手練手管という言葉は単純な言い方をすれば「とにかくうまく人を騙す」という意味を持つものとなるため、どう扱ったとしても悪い意味にしかなりません。
人を騙すと言えば詐欺。詐欺と言えばこのところ大規模な詐欺グループに騙されたのか、はたまた自覚がある状態で闇営業を行ったのか社会的に大きく注目を集めている芸人グループなどもおりますが、嘘を付くことも人を騙すことも人として大きく間違った行為です。
あれこれ考えるのならば、嘘を付いたり騙したりするのではなく、信頼を勝ち取る方法を考えましょう。