「抑止力」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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抑止力(よくしりょく)

「抑止力」は、国際社会のバランスや核兵器などの話題になると必ず登場する言葉ではないでしょうか? 他には、犯罪抑止力などの使い方もありますが、政治や外交そして軍事とセットな印象が強いものです。それでは、「抑止力」とは本来はどの様な意味や使われ方があるのか、由来や類語なども絡めて解説をさせて頂きます。

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抑止力の意味とは

「抑止力」の意味は以下の通りとなります。
(1)活動や行為をやめさせる、思い留まらせる力や行動。
(2)相手に圧力をかける事で抑え込む。
(3)軍事分野では、敵国や第三国に戦争をしないよう働きかけをする行為。
ニュースで目にするのは、アメリカを中心にした国際社会におけるバランスとして「抑止力」という使い方です。核や軍事強化が、敵対国に対して「抑止力」になるという考え方です。これは賛否分かれますが、現実としてその方向で舵取られています。また、防犯カメラの設置や交番、パトロールなども犯罪の抑止力となります。これらの使い方から、対抗策や対抗手段として、相手を封じ込めるには、より巨大な力によってバランスを保つのが、「抑止力」となりそうです。しかし、大きな力を封じ込めるのに同じ手段を選ぶのは、暴発した際の被害も尋常ではなくなる危険性と隣り合わせです。これが、現在の抑止力重視の弱点や問題点です。

抑止力の由来

「抑止力」と”抑止”は、当然ながら殆ど同じ意味となります。由来としては、正確には判明していませんが、一説として仏教用語からのものを紹介します。「抑止」(仏教用語:おくし)は、抑え止めるという意味で、人々(衆生)が犯罪を犯しそうになるのを抑えるのが”抑止”で、この教えが”抑止門”と呼びます。文献としては、明治時代初期の服部撫松による「東京新繁昌記」には、「此の怒気を抑止」という一文が含まれています。

抑止力の文章・例文

例文1.アメリカが格と軍事強化で、バランスを保つ抑止力となっているのは事実だ。
例文2.国連が抑止力なのも忘れてはならない。
例文3.怖い先生が担任だと、苛めなどがクラスで起こらない抑止力になる。
例文4.電気代が嵩む抑止力として、夏場のエアコン設定温度を高くした。
例文5.肥満の抑止力として、医師が糖尿病になると苦しくなる事を切実に訴える。

軍事関係などは分かりやすいやすいですが、それ以外での「抑止力」を使うのは少し馴染が薄いですね。

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抑止力の会話例

  • 抑止力って、世界平和の為に必要なのは分かるけど、どうも違うなーとも思うんだけど、どうかな?

  • 確かに微妙と言うか、これしか策はないのか、とも思うよね。核ミサイルの最大の抑止力は、核ミサイルを相手も持つ事で、結果は双方が持つからね。

  • それで今度は、新型核ミサイルの研究開発なんでしょう! これでは、いつまで経っても終わりがないよね。

  • そうだね。だから力に対抗するのが力だと、終わらないし、それどころかどちらかが先制攻撃をする可能性もある。でも、国民は抑止力を重視するリーダーを支持するからね。

「抑止力」を重視する世界について、不満を語る会話内容です。

抑止力の類義語

「抑止力」の類義語には、「阻止」「抑圧」などの言葉が挙げられます。

抑止力まとめ

国際政治や軍事、他には犯罪などで必ず使われる言葉となっているのが「抑止力」です。止めさせるや思い留まらせるという意味があり、核ミサイルを例に挙げると、世界の強国が互いに作り保持する事で戦争をしない「抑止力」となっています。しかし、核ミサイルを作らない、無くす抑止力にはなっていない事実もあり、これが世界共通の問題点です。

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