拈華微笑(ねんげみしょう)
「拈華微笑」という言葉をご存知でしょうか?初めて見た方もいるのではないでしょうか。今回は「拈華微笑」について詳しくご紹介していきます。
拈華微笑の意味とは
「拈華微笑」とは、言葉を使わずに心から心に伝えることを意味する言葉です。
拈華微笑の由来
「拈華微笑」の「拈」とは「つまむ・ひねる」という意味で、「華」は「花」を指し、「微笑」はほほえむことを意味します。
この言葉は故事成語で、昔、釈迦が弟子を教えを説いているときに1輪の蓮華の花をひねりました。弟子たちはそれが何を意味しているのか理解できずにいましたが、迦葉(かしょう)という1人の弟子だけがその意味を理解してかすかにほほ笑んだことから生まれた仏教の言葉です。
また、「拈華微笑」の「微笑」は「びしょう」ではなく「みしょう」と読むため、注意が必要です。
拈華微笑の文章・例文
例文1.彼とは拈華微笑の間柄だ。
例文2.何十年も一緒にいると、知らず知らずのうち拈華微笑で伝え合うことができる。
例文3.言葉にすることも大事だが、拈華微笑の教えを忘れたくない。
例文4.拈華微笑はテレパシーとはまた違うものだと考えられている。
例文5.拈華微笑の関係にあこがれている。
言葉を使わずとも理解しあえる関係は、そう簡単にはなれるものではありませんが、やはり憧れますよね。
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拈華微笑の会話例
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あのさ・・・
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まって、言わなくても分かるわ。宿題の答えを見せてほしい、でしょ?
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すごい!僕たち拈華微笑の関係かもしれないね!僕も君の答えが「NO」だってこと言わなくてもわかるよ!
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そうかもね・・・。
これが拈華微笑の関係かどうかは不明です。
拈華微笑の類義語
「拈華微笑」と関連する言葉には「以心伝心」「阿吽の呼吸」「テレパシー」などがあります。
拈華微笑まとめ
今回は「拈華微笑」について詳しくご紹介していきました。
読み方も意味も想像しずらい言葉ですが、覚えておいて損はない言葉です。