「拘禁」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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拘禁(こうきん)

「拘禁」とは「身柄を拘束したり、警察や検察が容疑者や受刑者の自由を奪い留置所や刑務所に閉じ込める監禁行為」です。刑事ドラマを観ていると犯人逮捕で手錠をかけるのは定番ですが、この瞬間から「拘禁」が始まっているとも理解できます。また、刑務所に収監されるのも当然「拘禁」となり、法を破った報いとして監視下に置かれて厳しい罰を受けるのです。

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拘禁の意味とは

「拘禁」の意味は以下の通りとなります。
 (1)身柄を拘束する事。
 (2)捕らえた人を一定の場所に閉じ込めておく行為。監禁。
 (3)受刑者・被疑者・被告人などを長期間に渡り警察の留置施設、又は刑務所や拘置所など刑事施設に留めて管理し身体の自由を拘束する事。
 (4)司法の権限で行う自由な社会生活からの強制隔離と行動制限。
 (5)継続的な拘束であり、身体の自由を奪い強制的に束縛する事。
”拘”は「捕まえて自由を奪う」「捕らえる」、”禁”は「差し止める」「ある場所に閉じ込める」「忌み避ける」で、人を捕まえて自由を奪う為に刑事施設などに閉じ込めるのが「拘禁」です。ですから、その代表例となるのは警察が容疑者(犯人)を逮捕して留置所に閉じ込めるのが「拘禁」で、他にも容疑者が裁判で刑が確定し刑務所に送られ受刑者として生活をするのも「拘禁」となります。これらはニュースやドラマなどでもお馴染ですが、要するに逮捕や刑が確定というのは飽く迄も法治国家・日本としての前提条件で身柄が拘束され留置施設や刑事施設(刑務所・拘置所)で強制隔離され自由を奪われる「監禁状態」になる事を「拘禁」と表現します。通常は警察や検察といった国家権力側が「刑事施設に拘禁」「拘禁刑を導入開始」「拘禁者の人権」として、類似の「監禁」は「監禁事件が発生」「ヤクザに監禁された」「監禁罪」といった使われ方がされます。

拘禁の由来

「拘禁」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては明治40年に定められた「日本刑法」などに文言が記されています。

拘禁の文章・例文

例文1.自由を求めてアメリカで暮らす事にしたが、まさか到着3日目に現地のアーミーと揉めて警察に拘禁されるとは、これでまた一つ勲章が増えたが鼻は殴られへし折られた。
例文2.今年で50歳になるが、シャバで暮らすよりもムショの拘禁生活の方が長くなるとは前科8犯の肩書が情けなく涙が出てくる。
例文3.俺を地下室に監禁していた身長2mの大男がやっと逮捕され救出されたが、目撃情報よりも監視カメラを重視して捜査が遅れたと裏情報を入手して、それなら警察責任者を拘禁しろと憤った。
例文4.戦争が起これば反政府側は拘禁される者が続出するが、ロシアでは一体どうなっているのか真実が知りたい。
例文5.詐欺集団が逮捕され今後は拘禁生活が続くが、海外で活動するのは確信犯なので懲役刑を重くして絶対に減刑を与えてはならない。
「拘禁」を使った例文となります。

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拘禁の会話例

  • 疲れたー。ただいまー。

  • ちょっとー、今何時だと思っているのよ。いつも残業残業ばかりで、どんだけ忙しいのよ。

  • クタクタなんだからガミガミ言うなよ。俺だって、もう転職したいよ。こんなブラック企業に拘禁されるような人生ウンザリだ。

  • 家族の為に働いてくれてるのに…、煩く言ってごめんなさい。明日も朝から拘禁されて頑張って。

帰宅した連日残業続きの夫とその妻の会話となります。

拘禁の類義語

「拘禁」の類義語には「留置」「拘留」「検束」「抑留」「拘禁」「禁足」「軟禁」などの言葉が挙げられます。

拘禁の対義語

「拘禁」の対義語には「釈放」「放免」「無罪」「解き放つ」「解放」「免訴」などの言葉が挙げられます。

拘禁まとめ

人を捕まえ閉じ込めるのが「監禁」であり「拘禁」ですが、罪がない者を身勝手に行えば犯罪行為なので普通は警察が容疑者を捕まえ留置所で身柄を拘束したり、受刑者を刑務所に投獄させるのを「拘禁」とします。犯人が逃げ出したり自由な生活を送れないようにして、罪と向き合い反省させる為に長期間に渡って拘束させるのです。

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