「提灯に釣鐘」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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提灯に釣鐘(ちょうちんにつりがね)

提灯に釣鐘とは、見た目や形は似ているが、実際は全く異なり、釣り合いが取れていないことを表す言葉です。提灯と釣鐘はあまり身近なものではないですが、例えば、見た目は同じような家電製品でも、比べると片方は圧倒的に性能が優れていると言えば、少しこの言葉の意味もイメージしやすいのではないでしょうか。今回は、そんな「提灯に釣鐘」という言葉について解説していきます。

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提灯に釣鐘の意味とは

提灯に釣鐘の意味は、形は似ていても実際には全く異なり、釣り合いが取れていないことです。「提灯」とは、江戸時代などで、夜遅く外が真っ暗な時に、今でいう懐中電灯のように目の前を照らすために用いられていた道具です。当時は、今のように街灯もないため、夜は提灯がないと歩けなかったと言われています。「釣鐘」は、お寺にある梵鐘のことです。正月の年が明けた瞬間に鐘が鳴るのがテレビでも中継されていますが、あの鐘のことを釣鐘と言います。提灯と釣鐘はよく見ると、確かに形は似ていますが、そもそも提灯は人の手に持てるくらい軽くてそこまで大きなものではないのに対し、釣鐘は銅や鉄でできているため、人間が数人いたところで持ち上げられないくらい大きくて重いものです。そのため、提灯に釣鐘は、見た目は似ていても全くの別物で釣り合いが取れていないことを表す言葉になります。

提灯に釣鐘の由来

提灯に釣鐘という言葉は、江戸時代からあると言われています。当時の歌舞伎で、「仮名手本忠臣蔵」という演目の中に、「提灯に釣鐘」というセリフが出てきます。そこでも身分が釣り合わないことを表しており、当時の歌舞伎を見に来ていた観衆がそのセリフを聞いて理解していたということは、その頃から、提灯に釣鐘という言葉が浸透していたようです。

提灯に釣鐘の文章・例文

例文1.あの超有名な女優と芸人の結婚は、提灯に釣鐘と言うと失礼だが、かなり意外だった。
例文2.一見どれも同じように見えるが、このお店のラーメンは提灯に釣鐘と言っていいほどダントツで美味しい。
例文3.せっかく新しい服を買ったけど、どうも組み合わせが提灯に釣鐘で、結局一度も着ていない。
例文4.ずっと片思いしているが、提灯に釣鐘だという自覚があるから諦めようと思う。
例文5.今回の案件の競合相手が超大手企業で、提灯に釣鐘すぎて今回は大人しく身を引こうと思う。
提灯に釣鐘を使った例文になります。釣り合っていないという場面で用いられる言葉になります。

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提灯に釣鐘の会話例

  • 今回の弊社の製品になります。

  • うーん。でも、他の会社からも同じようなもの見せてもらってるんですよね。

  • 見た目は他社とあまり変わりませんが、性能は提灯に釣鐘で、他社製品より圧倒的に優れています。

  • そうなんですね。ぜひ見せてください。

営業先での取引の様子です。

提灯に釣鐘の類義語

提灯に釣鐘の類義語は、「月とすっぽん」「雲泥の差」「天と地」「鯨と鰯」「駿河の富士と一里塚」などがあげられます。

提灯に釣鐘の対義語

提灯に釣鐘の対義語には、「五十歩百歩」などがあげられます。

提灯に釣鐘まとめ

提灯に釣鐘とは、見た目や形は似ていても、それは全くの別物で実際には全く釣り合いが取れていないことを表す言葉でした。特に家電製品などを購入する時は、どれも似ていて違いが分からないなんてこともあるかもしれませんが、それは実際は提灯に釣鐘で、性能は抜群にこちらの方が優れているなんてこともあるかもしれないですね。

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