提灯持ち(ちょうちんもち)
提灯持ちとは、人の手先となる人のことであり、その人にへつらいほめるまわることを意味します。基本的には前向きな使われ方をする事はほとんどなく、マイナスな意味で使われる言葉ですから、人に対して軽々しく使える言葉ではありませんから注意しましょう。それでは提灯持ちの意味や由来、例文や類義語などを交えて、わかりやすく解説をしていきます。
提灯持ちの意味とは
提灯持ちの意味は、人の手先となる人の事であると同時に、その人にこびへつらい、誉めて回る事です。よくテレビドラマなどで、権力者についている腰ぎんちゃくのような役を演じている人がいますが、ああいったイメージですね。
提灯持ちの由来
提灯持ちの語源は、婚礼や葬式などや祭りで身分の高い人を先導するときに提灯を持つ慣習があったことにあります。そのことから人の周囲をうろうろする小者として意味を持つようになりました。
提灯持ちの文章・例文
例文1.私は先輩のことを慕っているし、いつもお世話になっている。この関係を提灯持ちと言われるのは気分がよくない。
例文2.提灯持ちである彼は、いつもあの人の言うこと以外は耳にしない。
例文3.いつも彼女は上司にへつらい褒めまわっている様子はまさに提灯持ち言っても過言ではないだろう。
例文4.提灯持ちと罵られようと僕は今後も態度を変える気もないし、そもそも自分がへつらっているとは到底思えない。
例文5.新しく入ってきた新入社員は提灯持ちかと思うくらい話を聞いて全て実行する節がある。
これらから提灯持ちは、ポジティブな意味で使われることが少ないです。使う場面には気を付けて提灯持ちを使うことができるといいですね。
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提灯持ちの会話例
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最近、先輩と仲が良くてよくご飯に行くのだけれど、そのことでこの前、同期から提灯持ちと言われてね。
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それは酷いね。嫉妬や妬みみたいなものなのかな。あんまり気にする必要ないと思うよ。
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そういってもらえて少し気が楽になったよ。ただ今後の立ち振る舞いも気を付けないとかなって少し思ったよ。
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そう思って行動に移そうとすることはいいことだと思うよ。また、悩み事があったらいつでも相談に乗るよ。
提灯持ちという言葉をあまり日常会話で使うことは少ないと思います。ただ話をしているときに意味を知らないと恥ずかしい思いをしてしまうこともあると思います。是非これを機に覚えておくとよいでしょう。
提灯持ちの類義語
提灯持ちの類義語には、「太鼓持ち」「腰巾着」「茶坊主」などがあります。
提灯持ちまとめ
提灯持ちの類義語として太鼓持ちというものがありますが、太鼓持ちは宴会などでお客さんにへつらい機嫌を取りを行うことを指します。意味が似ているので使い方を間違えないよう注意が必要です。