擁護(ようご)
突然ですが、皆さんは「擁護」と「養護」の違いが分かりますか。どちらも「ようご」と読みますが、それぞれ少し異なった意味を持ちます。今回はこちらの「擁護」の意味を詳しく解説しつつ、「養護」との使い分けも簡単に紹介したいと思います。
擁護の意味とは
「擁護」は、外部から危害を与えられないように「まもる」ことを意味します。ニュースなどでは、「人権」「憲法」「法律」を擁護するという形で見聞きすることが多いです。また、仏教用語の「擁護(おうご)」として使う場合は、仏や菩薩が人々を守ることを意味します。一方「養護」は小さな子供や、生活をするのに誰かの助けが必要な高齢者などをサポートすることを意味します。
擁護の由来
「擁」には、かばう、助けるという意味があります。そして「護」はまもるという意味があり、この二つを合わせて「擁護」という言葉が成り立っています。
擁護の文章・例文
例文1.そのコメンテーターは、不祥事を起こした某アイドル事務所J所属のTを擁護している。
例文2.自らの人権を擁護するために意見を発信し続ける。
例文3.擁護派の意見はあまりにも論理破綻している。
例文4.彼の発言を擁護するのは少数派である。
例文5.擁護派と批判派はなかなか分かり合えそうにない。
身内だからといっても、明らかな悪事を働いた人間を擁護するのは、自らの価値を下げることに繋がります。
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擁護の会話例
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最近は暗いニュースが多いね。
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そうだね、どの番組を見ても「コロナ」「不倫」「不祥事」のニュースばかりよね。
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こんな時期にキャバクラ通いをしていたアイドルがいるらしいよ。
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彼にも、彼を擁護している人にもウンザリするわね。
誰がどうみても完全な「不祥事」であるにも関わらず、その芸能人を擁護する芸能人がいますが、自らの価値も下げていることに気がつかないのでしょうか。
擁護の類義語
「擁護」の類義語には、「擁立」や「庇護」などが挙げられます。
擁護まとめ
今回は、危害を与えられないように「まもる」という意味の、「擁護」について解説しました。今回の解説で、「養護」との違いもざっくりと理解できたかと思います。「まもる」「助ける」という意味を持つ言葉は非常に種類が多いので、全てを完全に把握する事は難しいと思います。ただ、今回解説した「擁護」に関しては、ニュースなどでも聞く機会が多いので、ぜひ正しい使い方を覚えておいてください。