「旋律」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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旋律(せんりつ)

「旋律」とは「リズムが伴った楽音の連続的な連なりである”メロディ”を指す音楽用語」です。世の中は様々な音楽で溢れ流行りの最新ポップソングを知らなくても、テレビ番組やネットやスーパーに病院待合室などから常に何かしらの曲が流れています。印象に残るのは耳あたりが良い曲なので、それは「旋律」が何かしら特徴的なのでしょう。

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旋律の意味とは

「旋律」の意味は以下の通りとなります。
 (1)音楽の基本的要素の一つで、リズムを伴った楽音の連続的な連なりであるメロディの事。節回し。
 (2)ある高さと長さを持つ複数の楽音がリズムと一緒に連続的に歌唱や演奏される音楽。
 (3)西洋音楽における三大要素の一つが「メロディ(旋律)」で、他は「ハーモニー(声)」と「リズム(律動)」になる。
「旋律」は音楽における「メロディ」(又はメロディー)で、正確にいうと「リズムを伴った楽音の連続的な連なり」となり、音楽の様式上から「モノフォニー」(単旋律型)、「ポリフォニー」(複旋律型)、「ホモフォニー」(声を伴う旋律型)の3つに分類されます。これだけでは分かり辛いので、簡単に言うなら「旋律」とは「曲の中で最も印象的や特徴的な部分」で「心地良い音符の並び」です。ですから、良い曲とは絶対ではないですが、ほぼ「素晴らしいメロディ」がある曲なので「良い旋律」を伴っています。もちろん音楽とは各々によって好みが分かれるので、中には「美しい旋律」など不要とする人もいますし、「メロディ」よりも「リズム」を重視したり、速く激しい曲ほどアドレナリンが分泌されお気に入りとする人もいます。しかし、音楽の歴史を振り返るとクラシックにしろジャズにしろ時代を超えて評価される名曲には「印象的な旋律」や「心を揺さぶるメロディ」というのが必須条件で、逆に言うならどんなに「ハーモニー」や「リズム」が良くても肝心な「メロディ」が悪ければ一時的には流行っても、次第に廃れて人々の記憶から消えていき名曲としての評価は低くなります。だから「タイムレスメロディー」や「心に響くメロディ」といった言葉は有名ですが、「ハーモニー」や「リズム」に関してはあまり語られる事がなく極論とするなら重要視されていません。因みに音楽だけでなく文学作品など文章でも主題を「主旋律」とする場合もあります。

旋律の由来

「旋律」は明治時代に誕生した音楽用語で、中国で使われていた音楽用語「旋宮」を由来としています。明治時代中期になると西洋から音楽が入り始め、そこから便宜上として「旋宮」と音の高さといった意味の「律」を合わせて編み出されたようです。

旋律の文章・例文

例文1.頭の中には未完成ながら世に出たら全ての音楽マニアが大興奮間違いなしの旋律で溢れているが、絶対に発表しないで自分だけの宝物として大切に保管しておく。
例文2.旋律とは奏でれば奏でるほど遠くに行ってしまい、もう自分の元には戻ってこない。
例文3.プーチンは美しいロシアクラシックの旋律に感動しながら部下からウクライナ戦況を報告され、北の将軍様は肉を食べ酒を飲み大好きなジミヘンの旋律に興奮しながら部下の不手際にキレて粛清を繰り広げる。
例文4.これだけ音楽が手軽に聴けるようになったのに、流れる旋律に興奮するのは決まって昔の曲ばかりなのは自分が時代遅れな懐古主義なのか、それとも現代音楽がパクリとアイドルばかりの紛い物で溢れたからなのか分からないが、実にどうでも良い。
例文5.美しい旋律から距離を置き、環境音楽やテクノばかりを聴いていると段々と時代から取り残されていく気がする。
「旋律」を使った例文となります。

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旋律の会話例

  • 音楽が好きっていう割には、音楽番組はまったく観ないよね。昨日の特番も観なかったんでしょう?

  • あのね、本当の音楽好きでテレビの音楽番組を楽しみにする人はいないわよ。あれはアイドルや自称楽器演奏できますっていう集団のお披露目会。旋律やリズムよりも顔やダンスがメインで、何ていうかスポーツでいえばアマチュアの県大会みたいなもの。

  • って事は出演しているアイドルとかバンドも県大会レベル?

  • だってあの人たちは、SNSやアニメでしょう。SNSで人気があります…、SNSで何万回再生されました、話題のアニメの主題歌です…新曲がCMソングとして有名なロックバンド…とかばっかで、肝心の曲や旋律はどうでもいいのよね。だから観ないし興味ない。

音楽ファンが音楽番組は興味ないという会話をしています。

旋律の類義語

「旋律」の類義語には「節」「曲節」「主題」「歌曲」「律動」「メロディーライン」「音階」などの言葉が挙げられます。

旋律の対義語

「旋律」の対義語はありません。補足としてメインとなるメロディのボーカル部などが「主旋律」、対して楽器演奏などで「主旋律」を引き立てるのが「副旋律」になります。

旋律まとめ

音楽の基本要素の一つで英語の「メロディ」(melody)や「節」となるのが「旋律」です。リズムを伴った楽音の連続的な連なりで、所謂一度聴いたら耳に残る曲や美しいピアノやギターの曲などが「良いメロディ(旋律)」の曲となります。しかし、「良いメロディ」だから「良い曲」とはならず、音楽とは個人の好みが反映されるので自分が好きなお気に入りの曲こそが「良い曲」なのです。

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