日銀金融政策決定会合(にちぎんきんゆうせいさくけっていかいごう)
｢日銀金融政策決定会合｣とは｢日本銀行の政策委員による金融政策の審議や決定をする会合｣です。FXなどの個人投資家にとってはお馴染みな日銀の最重要会合が｢日銀金融政策決定会合｣ですが、実際のところはアメリカの金融政策を決定する会合｢FOMC｣は世界中から注目を集めているのに比べ｢日銀金融政策決定会合｣にはそこまでの影響力がないのです。しかし、それでも大事な会合に違いはありません。
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この記事の目次
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日銀金融政策決定会合の意味とは
｢日銀金融政策決定会合｣の意味は以下の通りとなります。
(1)東京の日本銀行本店で年間8回開催される日本銀行の最高意思決定機関である政策委員会の会合の中で、金融機関の運営に関する審議や決定を話し合うもの。
(2)日本銀行の政策委員会が金融市場調節方針・基準割引率・金融政策手段などについて話し合う会合。
(3)｢金融政策決定会合｣も同義。
｢日銀金融政策決定会合｣は、日銀の最高意思決定機関である総裁・副総裁・審議委員の9名から構成される｢日銀政策委員会｣が開催する会合です。東京中央区日本橋の日本銀行本店で毎年8回、1回につき2日間開催され、日本の金融政策で最も重要視される基準割引率・基準貸付利率・預金準備率・金融市場調節方針・金融政策手段などについて話し合いを行い、2日目が終わった時点で報道陣を前にして記者会見を開き決定内容を報告します。この｢日銀金融政策決定会合｣では政策金利が発表され基本的にはマイナス金利が導入されているので｢-0.1％｣となるが、この発表時間は正確には決まっておらず慣例では昼前後となるので、その発表時間は為替や株式相場が大きく変動する場合もあります。ちなみに2024年(令和6年)での｢日銀政策委員会委員｣は総裁・植田和男、副総裁・内田眞一、副総裁・氷見野良三、審議委員・安達誠司、中村豊明、野口旭、中川順子、高田創、田村直樹の9人で構成されています。
日銀金融政策決定会合の由来
｢日銀金融政策決定会合｣は日本銀行法の改正に伴い1998年3月31日(平成10年)に発足し初会合は翌日4月1日に開催され、それから原則として2か月に1〜2回の年間8回開催されています。
日銀金融政策決定会合の文章・例文
例文1.軍資金数十万程度な弱小FX個人投資家だが、日銀金融政策決定会合には儲けるチャンスがあると注目をしている。
例文2.正直なところ日銀金融政策決定会合を世界は全くの無関心である。
例文3.政策金利がいつも同じで内容も変わり映えしない日銀金融政策決定会合はもはや開催の意味すらない。
例文4.今年最後の日銀金融政策決定会合を注視した。
例文5.日銀金融政策決定会合は国民よりも政府に寄り添った機関でしかなく、このままお札を擦り続けてどうなるかは歴史が証明している。
｢日銀金融政策決定会合｣を使った例文となります。
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日銀金融政策決定会合の会話例
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明日は日銀金融政策決定会合の発表があるから、保有ポジションを整理するか。
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大丈夫だって。どうせ現状維持で政策金利も変わらないから、相場に影響はないって。
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そうだけど、もしかしたらがあるじゃん。俺は何年か前も日銀金融政策決定会合に余裕でいたら、相場が変動して大損したんだよ。だから、投資は慎重にって誓ったの。
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FXをしているのに、投資は慎重って無理があるでしょう。
FX取引をしている夫婦の会話内容です。
日銀金融政策決定会合の類義語
｢日銀金融政策決定会合｣の類義語には｢日銀政策委員会会合｣｢金融政策会合｣｢金融政策決定会議｣などの言葉が挙げられます。
日銀金融政策決定会合の対義語
｢日銀金融政策決定会合｣の対義語はありません。補足として｢日銀｣は｢中央銀行｣なので対義語は｢市中銀行｣｢民間銀行｣｢都市銀行｣、｢金融｣の対義語は｢第一次産業｣、｢政策｣と｢会合｣の対義語はなし、｢決定｣の対義語は｢未定｣｢保留｣となります。
日銀金融政策決定会合まとめ
以上が日本の金融政策を決定する最高決定機関である｢日銀金融政策決定会合｣についての解説でした。中央銀行である日銀が金融政策に関する諸々の重要議題を話し合い、決定内容を記者会見で発表するので大変注目を集めるイベントとなっています。一方では日本の場合は最も大切な金利は基本常に一定な事から、経済や金融市場に大きなインパクトを与えないのも事実です。