「晩節」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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晩節(ばんせつ)

有名な芸能人が亡くなった時に、「あの人は晩節を汚した」や「晩節を台無しにした」とよく使われますよね。「晩節」とは晩年や人生の最後的な意味合いなので、高齢な芸能人が最後に問題を起こすと、決まってこの様な表現となるのです。そんな「晩節」について、さらに詳しく調べてみました。

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晩節の意味とは

「晩節」の意味は以下の通りとなります。
(1)晩年。季節の終わり。時代の最後。末の世。
(2)人生の終わり。老後。老い先短い。余生。
(3)「晩節を汚す」、「晩節を全うする」が代表的な使い方。
高齢者などに対する人生の残り時間が「晩節」となります。人生が終わりを迎えつつあるだけに、第三者ほどそこでの行動や言動、態度に対してあれこれと難癖や評価を付けたいものです。ですから上述したように、誰もが知っている有名人や芸能人が晩年に離婚などを起こすと、マスコミなどは「晩節を汚した」と一方的に非難するのです。しかし、「晩節」を迎えた高齢者も、本人は「晩節」だと思っていない場合もありますし、何よりも「晩節」でも最後まで全うしたいと思うものです。よって、当の本人は自らを「晩節だから~」とする事は少なく、それ以外の人ほど「晩節」を特別視する傾向です。

晩節の由来

「晩節」の由来などは、残念ながら不明です。文献としては、平安時代の歴史書「日本三代実録」や平安時代後期の漢詩集「類聚句題抄」に、「晩節」を使った漢詩が残されています。

晩節の文章・例文

例文1.いくつもの映画賞を総ナメした大物俳優も、晩節は離婚や薬物逮捕などでその名を汚した。
例文2.晩節になっても輝こうと、祖父がジョギングや筋トレを始めた。
例文3.晩節はきっと老人ホームで過ごすと思う、と呟くのが酔っぱらった際の口癖だ。、
例文4.晩節になっても女性にはモテたいものだと、結婚相談所に通う友人が私に問いかけた。
例文5.海外の大物サッカー選手などは、若い時の大金を晩節までに使い切ったり、騙され失うのがよくある話だ。

「晩節」を使った、少し悲しい例文となります。

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晩節の会話例

  • あーあ、俺は将来大丈夫かなあ?

  • 何を心配しているの?

  • 最近、髪の毛も薄くなってきたし、給料も安くて貯金も少ない。これでは、晩節はもっと悲惨ではないかとだんだん辛くなってきて…。

  • まだ20代なのに、今から晩節を気にしてどうするの? それより、この前貸した千円返してよ。晩節の前に、今の借金を返済しなさい。

髪や貯金が少なく「晩節」はもっと悲惨ではと気にする男性に、女性が今の現実を突きつける会話です。

晩節の類義語

「晩節」の類義語には、「晩年」「老境」などの言葉が挙げられます。

晩節まとめ

「晩節」は、晩年や人生の終わりなど、高齢者の最後の時間や余生とする意味があります。その他にも、大物芸能人などが晩年にスキャンダルを起こすと「晩節を汚した」と、度々表現される言葉です。

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