晩酌(ばんしゃく)
お酒好きが多い日本人の中には、仕事終わりの晩酌が欠かせない!という人も多いのではないでしょうか。私たちの日常に身近な「夜にお酒を飲む習慣」を指して使う言葉ですが、どんな意味があるのでしょうか?ここでは由来や例文、類義語なども併せてご紹介します。
晩酌の意味とは
夕方から晩の時間帯に飲む酒のことを言い、例えば夕食時に飲む酒もこれに含まれます。また、そのような時間帯に飲酒をする習慣のことを指す場合もあります。ただし酒の種類、量、飲み方などは特に決まっておらず、人によって異なります。なお、その時間帯の関係上、場合によってはこれが寝酒となることもあります。
晩酌の由来
日が暮れてから後の時間帯や夜という意味の「晩」と、酒を杯につぐこと・またはつぐ人を指した「酌」という言葉が組み合わされ、夕飯時や遅い時間帯に飲む酒を「晩酌」と呼ぶようになりました。この言葉は昔から使われており、中国の唐の時代の「白居易」という詩人が作った詩の中でも「晩酌酔即休」という風に使われています。
晩酌の文章・例文
例文1.平日の夕飯時に必ず晩酌をするのが、私の日課であり大事な楽しみだ
例文2.父は週末の夜だけ、夕方から寝る前まで晩酌をしている
例文3.たまの晩酌のお供だからと、今日は少し良い食材を使って酒の肴を作ることにした
例文4.家に帰ってからの晩酌の時間が、妻とゆっくり話せる大事な時間だ
例文5.親戚が集まっての大勢での晩酌は、とても盛り上がって楽しい
夜にお酒を飲むことを指す場合と、その時に飲むお酒自体を指す場合があるので、どちらの意味で使われているのかは前後の文脈から読み取りましょう。
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晩酌の会話例
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いつも夕飯は家族で一緒に食べているの?
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うん。うちの家族は親子でお酒が好きだから、夕飯を食べながら父と晩酌することも多いんだ。
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それは楽しそうでいいね!でも、飲み過ぎると睡眠の質が悪くなるらしいから気をつけてね。
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わかった、気をつけるわ。ところで、今日はどんなお酒を買って帰ろうかな(笑)
一般的には上記のように、楽しいイメージや、リラックスするための習慣として捉えられていることが多いようです。
晩酌の類義語
類義語には「寝酒」があります。これは就寝前にお酒を飲む行為や、そのときに飲むお酒自体を指します。晩酌とほぼ近い意味のようですが、「寝酒」の方が、時間帯の範囲がより限定されているようです。
晩酌まとめ
夕飯時やその後の時間帯にお酒を飲む「晩酌」は、日本人にとっても馴染みのある習慣です。ただし、晩酌時のアルコールは「節度ある適度な量」であれば、睡眠時間の前半の深い睡眠を増加させてぐっすり感をもたらす事もあるとされていますが、睡眠の後半になるとアルコールによる血中濃度の急激な低下によって早朝覚醒をしてしまうこともあるそうなので、「適度な量」を守って楽しみたいですね。