暑気払い(しょきばらい)
夏の暑さを吹き飛ばすために、また暑さで疲れた心を元気付けるために、皆さんはどんな対策をしていますか?今回ご紹介する「暑気払い」は、その暑さ対策に関する言葉の一つです。一体どんな意味で、どういった場面で使うことができるのでしょうか?
暑気払いの意味とは
これは、「夏の暑さを払いのける事」や「身体に溜まった熱気を取り除く事」などを意味する言葉です。
また「その為に何らかの方法を取る事」や「暑さに負けないようにと開く宴会」などを指して使うこともあります。
暑気払いの由来
もともとは夏に冷たい物や体を冷やす効果のある食品、体を冷やす効能の漢方や薬などによって体に溜まった熱を取り除こうとすることを意味する言葉として使われていました。
そこから転じて「夏の暑さやストレスを発散するための宴会」なども指すようになり、「暑さに負けないよう心身を元気づけること」全般に対して使用されるようになりました。
暑気払いの文章・例文
例文1.海の日には、暑気払いに家族でプールに行く予定だ
例文2.野外のイベントは暑いが、外で暑気払いに飲むビールは最高に美味しい
例文3.暑気払いにはゼリーがいいと、医者も推奨しているようだ
例文4.暑さで社員達もストレスが溜まってきたようだから、週末あたりに暑気払いの宴会でも開こうか
例文5.田舎の母から、暑気払いにと夏野菜が送られてきた
体の熱を取り除こうとする時や、暑さによってストレスが溜まった心を元気付けようとする時など、日常生活の中でもたくさん使える場面がありそうですね。
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暑気払いの会話例
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なんだか疲れているみたいだね?
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なんだか最近の暑さで心身ともに疲れが溜まってきたみたい。
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それなら帰りに、暑気払いに冷たいビールでも飲みに行こうか!
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それはいいね、リフレッシュして明日からまた頑張れそう!
このように夏場の日常会話に手軽に取り入れることが出来そうですね。
暑気払いの類義語
夏の暑さに対する言葉として「暑中見舞い」「夕涼み」「暑さ凌ぎ」などがあります。また、暑くなると売上が増す業界(清涼飲料や冷菓など)においては、逆の表現の“暑気寄せ”(しょきよせ)や、“暑気乞い”(しょきごい)という言葉も使われています。
暑気払いまとめ
毎年夏になると猛暑の日々に心も身体も疲れてしまう人もいるかもしれません。ですが、今年の夏はぜひ日常に「暑気払い」を取り入れて、元気に夏を楽しんでみてはいかがでしょうか?