暗剣殺(あんけんさつ)
「暗剣殺」とは「運勢占い『九星気学』で最も凶悪な上に不運とされる方角」です。占いや運勢は「当たるも八卦当たらぬも八卦」と言いますが、災いとされる方角を事前に情報として入手しておくのは賢く生きる一つの知恵のようなものだと思います。もちろん全く信用しない人もいますが、同時に「暗剣殺」によって救われたケースもあるのでしょう。
暗剣殺の意味とは
「暗剣殺」の意味は以下の通りとなります。
(1)古代中国から伝わる運勢判断「陰陽道」の「九星気学」(きゅうせいきがく)において最も凶な方角とされる「三大凶殺」の内の一つで、暗闇から剣で襲われるような予期せぬ災いに遭うとされている。
(2)「九星気学」の方位の中で最も凶な方位で、これを犯すと親は子に殺され、主人は使用人に殺されると伝えられている。
(3)「九星気学」の最凶な方位から転じて、災難に遭う方向や自分にとって都合が悪い人がいる方向の事。
「暗剣殺」は「九星気学」(九星)において最も凶とされる方位・方角ですが、この方位は「遁甲盤」で毎年変更され2023年の場合は「南東」が不吉とされる「暗剣殺」です。そもそも古代中国では運勢判断「陰陽道」の「九星」が大勢に信じられていて、その中で最も凶方位・凶札方位である「三大凶殺」には「暗剣殺」「五黄殺」「歳破」があります。今回の「暗剣殺」は文字通りに「暗闇から剣で殺される(襲われる)」ほどの不吉となり、要するに現代的な解釈なら「(南東では)突然の不幸に遭う」という事です。その「暗剣殺」の反対方位に位置する「北西」が「五黄殺」で自滅や腐敗を意味して「二大凶方位」と呼ばれ、「歳破」も凶方位で今年の干支の反対方位になり物事が破壊や破滅をするとなります。よって、不吉な方角が「暗剣殺」であり「五黄殺」や「歳破」の事となり、例えば引っ越しや転勤などをする際に方位を気にしたり、或いは旅行などでもその方角には向かわなかったり長時間滞在しないといった考えの人もいるほど大きな影響を与えています。また、そんな運勢を気にする人の為に少しでも運気を良くしようと風水グッズや開運アイテムがあるのです。
暗剣殺の由来
古代中国で誕生した「九星術」をベースにして、明治42年に日本気学の祖・園田真次郎さんが編み出した「九星気学」に「暗剣殺」などを運気の悪い方位・方角と定めました。
暗剣殺の文章・例文
例文1.2023年の保守党は最悪の一年となりそうだが、今頃はパーティー三昧でキックバックまみれな議員達が暗剣殺の恐怖に震えているだろう。
例文2.どうも運気が悪いと思ったら、引っ越し先が暗剣殺の方角だったからだ。
例文3.大金を掴みたいなら、暗剣殺の方角をやめて別の方位にパソコンを置いて株のデイトレードをすれば誰でも楽勝だ。
例文4.これまで運勢や運命などは全く気にしなかったが、交通事故に遭って一命を取り留めてからは暗剣殺などをオカルトと馬鹿にしないで本気で信じるようになった。
例文5.私がワクチン接種を拒否したのは自宅から会場が不吉な暗剣殺の方角だったからだが、それを言うと悪魔たちから大バッシングされたが、今になると強ち間違いではないと思っている。
「暗剣殺」を使った例文となります。
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暗剣殺の会話例
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運勢とか占いとか信じても仕方がないじゃん。なるがままだって人生なんて。
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それでも運勢を占うと、不吉な事を事前に予防できるかもしれないよ。
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そうかも知れないけど、だからって暗剣殺を防ぐこのお守りが1万円はぼったくりじゃない?
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うーん。あなただけの本当に特別な限定価格よ。これは偉い先生が魂を込めたから、絶対に暗剣殺の凶を防いでくれるの。で、もし高いと思っているなら…、少しぐらい安くするわよ。
占い好きの女性が知人男性にお守りを売りつける内容です。
暗剣殺の類義語
「暗剣殺」の類義語には「五黄殺」「歳破」「凶方位」「本命殺」「本命的殺」などの言葉が挙げられます。
暗剣殺の対義語
「暗剣殺」の対義語には「本命星」「月命星」「最大吉方」などの言葉が挙げられます。
暗剣殺まとめ
以上が「九星気学」の不吉で最凶とされる「暗剣殺」の解説でした。占いや運勢好きの間では有名な「暗剣殺」ですが、知らない人も多いと思います。方角で幸運・不運を判断するのは現代的には眉唾的なところもありますが、同時に大昔の人々が編み出したものが脈々と受け継がれているだけに大事な意味や高い価値があるのではないでしょうか。