「暗雲低迷」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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暗雲低迷(あんうんていめい)

暗雲低迷とは、悪い事がある中で良くなる兆しがなく、先が見通せない状況が長く続く事を指す言葉です。何かしらの悪い事態が起こった時に、そういったことは早く片づけたいと思うものですが、そういったことに限ってだらだらと長く続いてしまうというような経験をしたことはないでしょうか。そういった状況を表す四字熟語が「暗雲低迷(あんうんていめい)」です。暗雲低迷の意味や由来、類義語、対義語など解説をしていきます。

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暗雲低迷の意味とは

暗雲低迷の意味は「悪いことが良くなる兆しが無く、その先がどうなるかわからないまま長く続くこと」です。この言葉は、主に経済状況や人の心境について使われることが多い言葉であり、藁にもすがりたい心境の際に使うケースが多くなっています。

暗雲低迷の由来

この言葉は、「暗雲」と「低迷」という2つの言葉から成っています。「暗雲」というのは今にも雨が降りそうなくらい分厚くて、黒い雲の事を指していて、「低迷」は雲が低い位置でとどまっている事を意味しています。この2つの言葉が合わさって、「暗雲低迷」となります。また太宰治著の「パンドラの匣」では『前からこの二人の間には暗雲が低迷していたのである。』という文章があります。

暗雲低迷の文章・例文

例文1.前の仕事をやめて、新しい会社に転職したが、会社の先輩によると、新しい会社は暗雲低迷の状態だというので、とても不安に感じている
例文2.たしかに今は暗雲低迷な状態にあるけれども、ここで逃げたら何にもならないということは分かっているので、踏ん張りどころだ
例文3.今の日本の経済状態は暗雲低迷な状況だと言えるが、今後の施策しだいでいくらでも挽回できると、私は思う
例文4.最近、悪い事ばかりが続いていて、良いこともないし、先の見通しも良くならない。なぜこんな暗雲低迷な状態になってしまったのだろう
例文5.昔から応援していたプロボクサーが暗雲低迷な状態だったが、最近は調子がいいらしく、勝ちが続いている
上記例文の様に、言葉自体は応用と汎用性が効きやすい言葉となっています。心境や状況に応じて使い分けをしていくのがいいでしょう。

暗雲低迷の類義語

暗雲低迷の類義語としては、「前途多難」や「前途遼遠」といった言葉が挙げられます。これらの言葉は、「向かう先に障害や困難が多いこと」を意味しています。

暗雲低迷の対義語

暗雲低迷の対義語としては、未来が明確に描けて希望が持てる状況である「前途洋々」や努力をする先に成功が待っているという意の「雲外蒼天」などがあげられます。

暗雲低迷まとめ

暗雲低迷という言葉が指す状態というのは、誰にでも起こりえる事ですし、そういった状況こそ成長のチャンスと言えるのではないでしょうか。言葉の意味や用法をしっかり理解した上で、参考にしてみて下さい。

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