「暫時」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

暫時(ざんじ)

「暫時」という言葉の意味をご存知でしょうか？あまり見慣れない、聞きなれない言葉ですよね。日常ではほとんど使用されませんが、小説を読んだりする人は見たことがあるかと思います。熟語の漢字で「漸次」と混同されやすいですが、皆さんは正しく使えるでしょうか？今回は「暫時」について詳しくご紹介していきます。

暫時の意味とは

「暫時」とは、「しばらくの間」、「少しの間」といった意味です。混同されがちですが、「漸次（ぜんじ）」は、「段々と」、「次第に」といった意味です。お店などでも「暫時休業いたします」といった使いかたをしていますし、羅生門でも「暫時」は同じ意味で使われています。また、「暫時」と書いて「しばらく」と読む場合もあるので注意が必要です。

暫時の由来

「暫時」の「暫」は、「しばらく」といった意味を持ちます。二字以上の漢字の字形、意味を合わせて作られた二字兼形声文字で「斬」の文字が使われています。「斬」は刃物で車に切り込みを入れるといった意味を持っています。「時」は「とき」、「間」といった意味を持っていますので、併せて「暫時」は「しばらくの間」となります。

暫時の文章・例文

例文1.一区切りついたので、暫時休憩いたします。
例文2.暇な時間ができたときは、暫時本を読んでいます。
例文3.たいへんご迷惑をおかけしますが、暫時の間お待ちください。
例文4.友達とケンカをして、暫時冷戦状態が続いている。
例文5.暫時、頭痛が続いたので病院へ行った。
暫時はかしこまった言いかたなんですね。

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暫時の会話例

• 

  お疲れ様！やっとお昼休みだね！お昼ご飯は何食べに行く？
• 

  お疲れ様です。カレーを食べたいのですが、コンビニで買うしかないですね。
• 

  カレーを食べたいなら近くにインドカレー屋があるじゃないか。
• 

  あそこは昨日から「暫時休業致します」と張り紙があったので行けませんよ。

暫時休業の張り紙は見たことありますね。

暫時の類義語

「暫時」と関連する言葉には「一時」「一寸」「寸刻」「少時」「鳥渡」などがあります。

暫時まとめ

今回は「暫時」について詳しくご紹介しました。「暫時」は、普段使わない言葉で「漸次」などと混同しやすいですが、「暫時休憩」と覚えておくと覚えやすいかと思います。ビジネスでも使われるときがあるので是非覚えておきましょう。