「暴風域」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

暴風域(ぼうふういき)

「暴風域」とは「台風によって非常に強い風が吹く危険な地域」です。ひと昔前は台風というと8月や9月頃でしたが、今や4月から9月までの半年間はいつ起こってもおかしくないぐらい日本は台風に悩まされる国になってしまいました。それだけにニュースや情報番組でも台風を取り上げる頻度が多くなるにつれて、天気用語も多用されています。しかし、案外と正確な意味は分からないものなので、今回は「暴風域」についての解説となります。

[adstext]
[ads]

暴風域の意味とは

「暴風域」の意味は以下の通りとなります。
 (1)台風などが発生し普段よりも激しい風である「暴風」が吹いている、又は今後吹く恐れが高い区域を指す天気用語。
 (2)台風周辺で平均風速25m/s以上の風が吹いている状態、又はその強い風が吹く可能性の地域や領域。
 (3)「暴風圏」も同義。
”暴風”は「荒く激しい風」「災害級の風」、”域”は「区切られた一定の土地や場所」「物事の範囲や程度」「特定の土地」で、非常に激しい風が吹く地域が「暴風域」です。しかし、通常は天気用語として気象予報士などが用いる専門用語となるので、厳密には台風が発生した周辺で起こる平均風速25m/s以上の暴風が吹いているエリアであり、今後その暴風が吹く可能性が高いエリアとなります。また、以前は「暴風圏」と呼ばれていましたが、現在は気象庁や天気用語としては「暴風域」で統一されています。因みに類似の「強風域」は台風並びに低気圧周辺での平均風速15m/s以上25m/s未満の風、「台風」は最大風速17m/s以上と定められています。ニュースなどでは「暴風域に突入」「暴風(域)警報」としてすっかり定着していますが、人々に混乱を与えないように正確には台風が発生した時のみで使われる表現となっています。

暴風域の由来

「暴風域」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては昭27年に発行された自然をテーマにした散文集「自然と人生」などに文言が記されています。

暴風域の文章・例文

例文1.台風が近付き今夜あたりから自分が暮らす町も暴風域に突入するそうで、今から不安で仕方がない。
例文2.弟は20数年前、暴風域に襲われた停電の最中に産まれた奇跡のような赤子だったが、今では立派なニートに成長し「働く気は1ミリも持ち合わせていない」が口癖だ。
例文3.沖縄や九州は台風が発生すると暴風域に入る可能性が高く、住民としては台風シーズンは正直うんざりだろう。
例文4.ヨーロッパは日本と比較して台風が圧倒的に起こらないので、暴風域も無関係で羨ましい。
例文5.ニュースで暴風域に突入すると報道していたのでしっかり戸締りをしたが、これも浸水したら無意味である。
「暴風域」を使った例文となります。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

暴風域の会話例

  • 今年もまた台風シーズンの到来だよ。

  • エルニーニョ現象でなんか台風が増えるって言われていない?

  • そうみたいだね。もう全国各地が暴風域になるみたいなもので、それで災害級の被害に襲われて…、考えただけで恐ろしいよ。

  • 何か年々自然災害が増えているよね。このペースが続くと10年後とかどうなるんだろう?

台風の「暴風域」に怯える2人という内容です。

暴風域の類義語

「暴風域」の類義語には「台風圏」「台風銀座」「強風」「大風」「烈風」などの言葉が挙げられます。

暴風域の対義語

「暴風域」の対義語はありません。補足として「暴風」の対義語は「微風」「軽風」「そよ風」、「域」を「地域」とすれば対義語は「全域」になります。

暴風域まとめ

台風が発生し激しい風が吹き荒れる地域が「暴風域」です。強風よりもさらに強い暴風となり、平均風速25m/s以上な事から何かに掴っていないと立っていられず、また物なども飛んで来る恐れがあり気象庁が注意喚起を呼び掛ける非常に危険な強い風が吹くエリアになります。

最新の記事はこちらから