曖昧模糊(あいまいもこ)
仕事でも恋愛でも、物事がはっきりせず事態が「曖昧模糊」としていることはありませんか?特に多いものとして恋愛において付き合っているのかどうなのかわからないなど、はっきりしない曖昧模糊な関係が続くこともあるでしょう。
そこで今回は、「曖昧模糊」の意味、由来や類義語などを紹介していきたいと思います。
曖昧模糊の意味
「曖昧模糊」の読み方は「あいまいもこ」です。
意味は、「ものごとがはっきりせず、ぼやけている様子」という意味になります。
「曖昧模糊」の「曖昧」は「物事や態度が正確でなくはっきりしないこと」「物事の解釈が多くあり両義性がある」という意味があり、「曖昧模糊」の「模糊」にも「物事がはっきりしない様子」という意味があります。
「曖昧模糊」はこれらの言葉が組み合わさることで「あやふやなさま」「はっきりしないこと」を強調する四字熟語になります。
曖昧模糊の由来
中国にも曖昧模糊という漢語が存在します。模糊は「刹那」に代表される、仏教特有の時間の単位として存在します。また、雲や霧、霞が立ち込めてはっきりしない状態を指す「雲煙模糊」という言葉もあり、焦点が合わずはっきりしない状態を指します。
以上のことから曖昧模糊は中国から漢字や仏教とともに日本に伝わったのではと考えられています。
曖昧模糊の文章・例文
例文1.彼女の曖昧模糊な返答に困惑しきりだ
例文2.恋愛において曖昧模糊な雰囲気はよくあるものだ
例文3.曖昧模糊な関係は状態から抜け出したい。なので彼女に想いを伝えようと思う
例文4.取引先に契約のアプローチをかけたが、曖昧模糊な返答が返ってきた
例文5.うやむやにすることで、わざと内容を曖昧模糊にしようとしている
「曖昧」の「昧」は「味(あじ)」に似てますが曖昧の方のへんは口ではなく「日」なので気を付けてください。
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曖昧模糊の会話例
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昨日、気になってる子に自分の想いを告白したんだけど、返答が曖昧模糊で結局保留になったんだよね。
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あ~、それどうだろうね~。
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見た感じ雰囲気も良くない感じだったからやっぱりだめかな。
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とりあえず、神様にお願いしに神社行こう!(笑)
返答するときや関係がはっきりしない様を表す際によく使われる言葉です。
曖昧模糊の類義語
曖昧模糊の類義語としては、「有耶無耶」「不鮮明」があげられます。
曖昧模糊まとめ
「曖昧模糊」は物事がはっきりせず、多くの解釈ができる事と言う意味で使われています。「曖昧」も「模糊」も、両方「物事が不鮮明で、どちらにも解釈可能な様子」を指し、それぞれが組み合わさって「はっきりしない」ことが強まる四字熟語となっていますので、もしかしたら日常の会話でも使いやすいのではないでしょうか。漢字が間違いやすいので書く際には注意が必要です。