「有象無象」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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有象無象(うぞうむぞう)

人はたくさんいるけど、つまらないなとかくだらないなと感じたような経験はありませんか?集団にも良い悪いがあり、きちんとした目的に沿った集まりもあれば、特に目的や一貫性がないような集団もあります。後者のような集団を指して、「有象無象」という言葉を使うことがあるので、言葉の使い方や用法を解説していきます。

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有象無象の意味とは

まず読み方ですが、「有象無象=うぞうむぞう」と呼びます。たまに「ゆうぞうむぞう」や「ゆうしょうむしょう」というような呼び方をする方もいるうようなので、この点を押さえておいてください。そして言葉の意味ですが、取るに足らない集団や集まりを指して、有象無象と呼びます。つまりは卑下する意味合いの言葉になります。
そして、もう一つこの言葉にはあまり知られていない意味があります。それは仏教用語の「有相無相」と同じ意味を表しています。こちらの意味は、「世の中には姿形のあるものと、それらを通して表されるもの」の2つがあるという意味で、「現象と心理」を表す言葉です。

有象無象の由来

この言葉は元々は、上記で説明した「有相無相」から派生した言葉だと言われています。意味も元々は有相無相の意味だったとされていますが、「相」という言葉は一般には理解しがたい言葉であるというところから転じて、「象」を用いるようになったとされています。意味が現代で使われるようなものに変化したのは、「うじゃうじゃ」や「うぞうぞ」と語感が似ているというところから変化してきたとされているようです。

有象無象の文章・例文

例文1.有象無象の集団は好きではない
例文2.あの集まりは有象無象だから、参加するのはやめよう
例文3.イベントの企画をしようと思っているが、有象無象にならないように気をつけよう
例文4.あの有象無象とは関わらない方がいい
例文5.有象無象ではなく、意味のある集団がいい
例文のように、現代で使われている意味としては、卑下する意味になります。続いて、実際の会話例を用いて解説していきます。

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有象無象の会話例

  • 昨日渋谷で人だかりができてたから何かと思ったら…

  • なんだったんですか?
    何かのイベントとか?

  • いや全然、なんで集まっているかもわからない、ただの有象無象だったんだよ。

  • そんなことがあるんですね。

会話例のように使うことがあると思います。

有象無象の類義語

似た意味を指す言葉としては、「烏合の衆」という言葉があります。また、あまり知られていない方の意味の類語は「森羅万象」が近しいのではないかと思います。

有象無象まとめ

元々の言葉の意味は、とても意味が深いものですが、時の流れによって、あまり良い意味ではない言葉に転じました。現代においては卑下する意味の言葉になるので、そう言われないように気をつけたいですね。

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